2026-10

税理士

637兆円の利益剰余金は本当に企業に眠っているのか

日本企業の内部留保が過去最高を更新しているという話をよく耳にします。財務省の法人企業統計によれば、2024年度の企業の利益剰余金は、金融業と保険業を除いて約637兆円に達しました。13年連続で過去最高を更新しています。これだけを見ると、企業...
税理士

法人税はなぜ累進課税ではないのか 所得税との違いから考える

個人が所得を得れば所得税がかかり、会社が利益を上げれば法人税がかかります。どちらも所得に対する税金ですが、税率の仕組みには大きな違いがあります。所得税では、所得が増えるほど高い税率が適用される累進課税が採用されています。一方、法人税は基本的...
税理士

法人税の累進課税は企業のお金を動かすのか

日本企業が抱える利益剰余金は増え続けています。一方で、企業に蓄積された資金が十分に賃上げや設備投資、新規事業へ向かっているのかという問題があります。そこで議論の対象となり得るのが、法人税の累進課税です。現在の法人税は基本的に比例税率を採用し...
会計

役員借入金ゼロを目指すべきなのか 中小企業にとって適正な付き合い方

役員借入金は、できるだけ少ない方がよい。貸借対照表に多額の役員借入金があると、そのように考えたくなります。確かに役員借入金は会社にとって負債です。社長が会社へ個人資金を入れ続けなければ経営できない状態であれば、会社の資金繰りそのものを見直す...
会計

役員借入金が増え続ける会社の共通点 利益が出てもお金が残らない理由

決算書を見ると利益が出ている。それなのに会社にはお金がない。支払いが近づくと資金が不足し、社長が個人のお金を会社へ入れる。その結果、役員借入金が毎年増えていく。中小企業では、このような状態になることがあります。今回の資料では、役員借入金が発...
会計

役員借入金の整理で税務上注意したいこと 安易な処理を避けるためのチェックポイント

役員借入金が多額に残っていると、「早く返済してなくした方がよいのではないか」「社長が返してもらわなくてもよいと言っているなら、債務免除すればよいのではないか」と考えることがあります。しかし、役員借入金は単に負債を減らせばよいというものではあ...
会計

役員借入金を資本金に振り替える方法 DESを使った財務改善の基本

役員借入金が多額に残っている会社では、どのように解消するかが課題になります。これまで見てきたように、会社から経営者へ返済する方法や、経営者が債務免除する方法があります。もう1つ考えられるのが、会社に対する貸付金を資本金などに振り替える方法で...
会計

役員借入金が事業承継を難しくする理由 後継者に残す前に整理したいこと

中小企業の事業承継では、株式や経営権だけでなく、会社と現経営者との間に残っているお金の関係にも目を向ける必要があります。その代表的なものが役員借入金です。社長が会社へ個人資金を投入すると、会社側では役員借入金として計上されます。会社にとって...
会計

役員借入金は相続時にどうなるのか 社長個人の貸付金として残る問題

役員借入金は、会社の貸借対照表では負債として計上されます。しかし、会社にとっての借入金は、社長個人から見れば会社に対する貸付金です。この関係は、役員借入金を考えるうえで非常に重要です。社長が会社へ3,000万円を貸していれば、会社には3,0...
会計

役員借入金が膨らんだ会社の決算書はどう見えるのか 貸借対照表から読み解く財務状態

役員借入金が増えると、会社の貸借対照表にはどのような変化が表れるのでしょうか。役員借入金は、会社が社長などの役員から借りているお金です。したがって、会計上は負債として計上されます。例えば、会社の資金繰りが厳しくなり、社長が個人資金3,000...