税理士

FP

減税は家計消費を増やすのか――所得税・消費税と消費行動の関係

物価上昇によって家計の負担が増えるなか、所得税や消費税の減税が経済政策の重要な選択肢となっています。減税によって家計の可処分所得が増えれば、消費が拡大し、企業の売上や雇用の増加につながることが期待されます。しかし、減税した金額がそのまま消費...
税理士

デジタル通貨と税務の新課題――法人税・消費税・電子帳簿保存法への影響

企業間決済のデジタル化が進むなか、経理・税務実務にも新しい課題が生まれています。商工組合中央金庫(商工中金)や3メガバンクは、トークン化預金やステーブルコインを活用した貿易決済の仕組みづくりを進めています。これらの技術が実用化されれば、貿易...
税理士

食料品の消費税1%法案、参院で否決の可能性も――特別委員会設置が映し出す減税実現への壁

食料品の消費税率を1%に引き下げる法案を巡り、国会審議が新たな局面を迎えています。自民党と立憲民主党は、参議院に法案審議のための特別委員会を設置することで合意しました。注目されるのは、委員39人のうち与党が19人、野党が20人となり、野党が...
税理士

非上場株の相続税評価見直しに自民党が異議―「白地から議論」が意味する事業承継と税負担の行方

非上場株式の相続税評価を巡り、政府・与党内で大きな議論が起きています。2026年10月29日、自民党の日本成長戦略本部は、国税庁が検討している非上場株式の相続税評価の見直し案について、「容認できない」とする緊急決議を取りまとめました。決議で...
税理士

防衛費増額の財源に法人増税案が浮上――企業の成長投資と財政の持続可能性をどう両立するか

政府が2026年末に予定する安全保障関連3文書の改定を巡り、防衛費の増額に必要な財源として、法人税などの増税案が浮上しています。中国の軍備増強、国際情勢の緊張、防衛装備品の価格上昇などを背景に、日本の防衛費は今後も増加する可能性があります。...
税理士

億ションの5年間転売禁止は住宅価格を抑えられるのか 千代田区の異例の要請と税制改革の行方

東京都心のマンション価格が高騰するなか、東京都千代田区が分譲マンションの短期転売を抑制するため、事業者に対して5年間の転売禁止を要請しました。1億円を超える「億ション」が珍しくなくなった都心部では、住宅が生活の基盤であると同時に、投資対象と...
税理士

デリバティブの損益通算拡大は租税回避につながるのか 金融所得課税の一体化に必要な制度設計

日本の金融所得課税では、現物株式とデリバティブ取引の損益通算が原則として認められていません。例えば、現物株式で100万円の売却損失が発生し、株価下落に備えた先物取引で100万円の利益が発生した場合、経済的な損益は差し引きゼロです。しかし、税...
会計

中国の発票制度とは何か 架空領収書による経費精算と税務リスク

海外子会社の経理管理において、現地の税務制度や証憑管理の仕組みを正しく理解することは欠かせません。特に中国では、発票と呼ばれる税務上の証憑が、企業の経費精算や税務申告において重要な役割を果たしています。2026年10月25日の日本経済新聞で...
税理士

相続放棄が過去最多の32万件超に 空き家と借金を引き継がないために知っておきたい制度と注意点

親が亡くなったとき、預貯金や不動産などの財産を引き継ぐことが一般的ですが、近年は相続そのものを放棄する人が急増しています。2025年の相続放棄の新規受理件数は32万3,524件となり、過去最多を更新しました。10年間で7割以上増加しています...
税理士

訪日客の消費税免税制度が大転換 出国時還付方式で変わるインバウンド消費と企業経営

訪日外国人向けの消費税免税制度が、2026年11月1日から大きく変わります。これまでの購入時に消費税を免除する方式から、購入時には税込価格を支払い、出国時に商品の国外持ち出しを確認したうえで消費税相当額を還付する方式に移行します。今回の制度...