租税特別措置

税理士

日本版DOGEとは何か 補助金や税優遇を政府が総点検する仕組み編

政府が企業や個人を支援する方法には、大きく分けて二つあります。一つは補助金や給付金のように、政府がお金を直接支出する方法です。もう一つは租税特別措置のように、一定の条件を満たした企業や個人の税負担を軽くする方法です。どちらも政策目的を実現す...
税理士

減税の財源とは何か 消費税を下げるため別の税優遇を廃止する考え方編

税金を下げるという話になると、家計や企業にとっては負担が軽くなるため歓迎されやすい政策です。しかし政府の立場から見ると、減税には別の問題があります。税率を下げたり税額控除を増やしたりすれば、その分だけ国や地方自治体に入る税収が減るからです。...
税理士

租特を廃止すると本当に税収は増えるのか 7000億円の財源がそのまま残るとは限らない理由編

租税特別措置によって年間7000億円の税金が軽減されているなら、その制度を廃止すれば7000億円の税収が増える。一見すると非常に分かりやすい計算です。日本維新の会は国税と地方税を合わせた租税特別措置120件を評価し、65件を即時廃止すべきだ...
税理士

サービス付き高齢者向け住宅の税制優遇とは何か 高齢者住宅を増やすため税負担を軽くする仕組み編

高齢化が進む日本では、高齢者が安心して暮らせる住宅をどのように確保するかが大きな課題です。その受け皿の一つが、サービス付き高齢者向け住宅です。一般にサ高住と呼ばれています。サ高住は高齢者が暮らしやすい住宅設備に加えて、安否確認や生活相談など...
税理士

贈与税の税優遇はなぜ富裕層優遇と批判されるのか 資産を持つ家庭ほど非課税制度を使える仕組み編

贈与税には、結婚や子育て、住宅取得など特定の目的で親や祖父母から子や孫へ資金を渡した場合、一定額を非課税にする制度があります。若い世代の住宅取得や子育てを支援し、高齢世代に偏っている資産を早い段階で次世代へ移すことには政策的な意味があります...
税理士

住宅取得資金贈与の非課税とは何か 親から住宅購入資金をもらっても贈与税がかからない仕組み編

住宅を購入するとき、親や祖父母から頭金を援助してもらう家庭があります。通常、親から子へまとまったお金を渡せば贈与税の対象になります。しかし住宅の購入や新築、一定の増改築に使う資金については、一定の条件を満たせば贈与税を非課税にできる特例があ...
税理士

結婚子育て資金の一括贈与非課税とは何か 祖父母から孫へまとめて資金を渡せる仕組み編

親や祖父母から子や孫へ多額のお金を渡すと、原則として贈与税の対象になります。しかし、結婚や子育てに使う資金については、一定の条件を満たせばまとまった金額を一括して贈与しても贈与税を非課税にできる特例があります。結婚・子育て資金の一括贈与に係...
税理士

税制改正要望とは何か 各省庁が毎年8月に税制優遇を求める仕組み編

日本の税制は、一度決まったらそのまま続くわけではありません。法人税や所得税、相続税、贈与税などについて、ほぼ毎年のように制度の新設や変更、延長、廃止が行われています。その翌年度の税制改正に向けた出発点の一つとなるのが、各省庁が提出する税制改...
税理士

租特の既得権益化とは何か 一度できた税優遇を廃止するのが難しい理由編

租税特別措置は、賃上げや設備投資、研究開発、住宅取得など特定の政策目的を実現するために税負担を軽くする制度です。本来は政策目的が達成されたり、効果が乏しくなったりすれば、縮小や廃止を検討する必要があります。ところが実際には、一度導入された税...
税理士

租特の政策効果とは何か 減税がなくても企業が同じ行動をした場合どう評価するのか編

企業が賃上げをすると法人税を減らす。設備投資をすると税負担を軽くする。研究開発にお金を使うと税額控除を受けられる。租税特別措置には、税金を軽くすることで企業の行動を変えようという目的があります。しかし、ある企業が税制優遇を利用したからといっ...