2026-08

政策

無形資産投資で賃金は上がるのか 骨太の方針2026から考える日本の成長戦略

政府が企業の投資を後押しすれば、日本経済は成長し、賃金も上がるのでしょうか。2026年に公表された「経済財政運営と改革の基本方針2026」では、AIや半導体などの戦略分野への大規模な投資が成長政策の柱となっています。しかし重要なのは、単純に...
FP

ディベースメント取引が逆回転するのはどんなときか 金やビットコインが同時に急落する理由編

ドルの価値低下への警戒から、金やビットコインなどへ資金を移すディベースメント取引が注目されています。米国の政府債務が増える。財政赤字が拡大する。中央銀行の独立性への懸念が強まる。将来的なインフレへの警戒が高まる。こうした状況では、ドルなどの...
FP

ドル安になれば本当に円高になるのか ドルが売られても円が買われるとは限らない理由編

米国の財政不安などを背景にドルが売られると、「これで円高になるのではないか」と考えたくなります。ドル円相場はドルと円の交換比率ですから、ドルが弱くなれば円が高くなるように見えるからです。実際、ドルが世界的に売られる局面ではドル円相場が円高方...
FP

実質金利とは何か 金利が高くても金が買われることがある理由編

金には預金や国債のような利息がありません。そのため一般的には、金利が上昇すると金には不利になると考えられています。例えば国債を持てば年5%の利息を受け取れるのに、金を持っていても利息は受け取れません。それなら国債を買った方が有利に見えます。...
FP

人民元の国際化とは何か 中国がドルに代わる決済通貨を目指す理由編

世界では貿易や金融取引の多くにドルが使われています。例えば中国企業と外国企業が取引する場合でも、必ずしも人民元で代金を支払うわけではありません。いったんドルに換えて決済することがあります。中国から見れば、自国企業同士ではない国際取引でドルに...
FP

ドル離れは本当に進んでいるのか 金が買われてもドル基軸体制が簡単には崩れない理由編

金価格が上昇し、各国の中央銀行が金の保有を増やすと、「世界でドル離れが進んでいる」という話が出てきます。中国などが人民元建ての貿易決済を拡大していることも、脱ドル化の動きとして注目されます。確かに世界の資産や決済をドルだけに依存しないように...
FP

中央銀行の独立性とは何か 大統領が利下げを求めてもFRBが自由に決められる理由編

米国では、大統領や政権がFRBに対して利下げを求めることがあります。政府にとって金利低下には多くのメリットがあります。企業や個人がお金を借りやすくなり、景気を刺激する効果が期待できます。株価などの資産価格にも追い風になりやすくなります。さら...
FP

財政ドミナンスとは何か 中央銀行が物価より政府の借金を気にするようになる仕組み編

中央銀行の重要な役割の一つが物価の安定です。インフレが強くなれば金利を引き上げ、景気が大きく悪化すれば金利を引き下げるなど、経済や物価の状況に応じて金融政策を運営します。ところが政府の借金が非常に大きくなると、この金融政策に別の問題が入り込...
FP

国債金利が上がるとなぜ財政が悪化するのか 政府にも利払い費が増える仕組み編

金利が上昇すると、住宅ローンや企業の借入金の利息が増えることがあります。実は政府も同じです。政府は国債を発行して巨額の資金を調達しているため、金利が上昇すると国債の利払い費が増えていきます。特に政府債務が大きい国では、わずかな金利上昇でも長...
FP

国債バイバックと量的緩和は何が違うのか 財務省と中央銀行ではお金の出どころが違う仕組み編

米財務省が米国債のバイバックを拡大すると、「米国が国債を買い支えている」「量的緩和と同じではないか」と感じる人もいるかもしれません。確かに米財務省による国債バイバックと、FRBによる量的緩和には共通点があります。どちらも市場から米国債を買う...