内部統制

経営

J-SOXとは何か 内部統制制度の基本編

企業の会計不正が発覚すると、「内部統制が機能していなかった」「J-SOXに問題はなかったのか」といった報道を目にします。J-SOXという言葉は知っていても、「何を目的とした制度なのか」「会社は何をしなければならないのか」まで理解している人は...
経営

通勤経路の管理はなぜ内部統制になるのか 労務管理編

通勤経路の届出は、多くの企業で入社時に提出し、その後はほとんど見直されることがありません。しかし、通勤手当の非課税制度が見直され、税務調査でも通勤実態が確認されるようになる中で、通勤経路の管理は単なる人事手続きではなく、企業の内部統制の一部...
会計

粉飾決算を防ぐために企業が今こそ見直すべき税務管理とは 内部統制編

企業経営において決算書は、金融機関や取引先、株主など多くの関係者から信頼を得るための重要な資料です。しかし、その決算書が実態を正しく表していなければ、企業の信用は一瞬で失われてしまいます。粉飾決算という言葉を聞くと、一部の大企業だけの問題と...
会計

経理詐欺はなぜ防げないのか(内部統制編)中小企業でもできる最低限の統制設計

経理を狙った詐欺は、年々巧妙化しています。経営者編で述べたとおり、社長の関与による対策は極めて有効ですが、それだけでは十分とは言えません。最終的に企業を守るのは、個人の判断ではなく「仕組み」です。しかし、中小企業の現場では次のような声も多く...
会計

なぜ不正は7年も見抜けなかったのか ― KDDI事例にみるガバナンス崩壊の本質

企業不正は「発覚した時点」ではなく、「なぜ長期間見抜けなかったのか」に本質があります。今回のKDDIの事例は、不正そのもの以上に、7年以上にわたり見逃された構造に重要な示唆があります。単なる不正事例ではなく、組織としての統治機能がどの段階で...
会計

子会社管理はどこまで可能か 分散経営と統制の限界分析

企業グループの拡大に伴い、子会社管理の重要性は一段と高まっています。しかし現実には、どれだけ制度を整えても不正や逸脱行為を完全に防ぐことはできません。KDDI子会社の不正会計事案は、この問題を象徴的に示しています。本稿では、子会社管理の「で...
会計

循環取引の見抜き方 実務チェックリストと現場での検証手法

循環取引は、帳簿上は正常に見えるため発見が遅れやすい不正の典型です。特に売上を伴う不正は、企業の成長ストーリーと整合してしまうため、異常として認識されにくい特徴があります。本稿では、循環取引を実務で見抜くためのチェックポイントを体系的に整理...
会計

不正会計はなぜ止まらないのか KDDI子会社事件に見る「架空売上」の構造

企業の不正会計は繰り返されるテーマですが、その手口や背景は時代とともに変化しています。2026年に明らかになったKDDI子会社の不正会計は、単なる粉飾決算にとどまらず、資金流出を伴う深刻な事案となりました。本稿では、この事案をもとに、架空売...
会計

企業統治はどうあるべきか 内部統制・監査を超えた実効性の設計

企業不正をめぐる一連の議論は、最終的に「企業統治とは何か」という問いに行き着きます。内部統制があっても機能せず、監査があっても不正を見抜けない。現場では統制が負担として嫌われ、不正は長期化する。これまで見てきた通り、個々の制度だけでは企業を...
会計

不正はなぜ長期化するのか 構造分析から見える増幅メカニズム

企業不正の多くは、発覚時にすでに長期間継続しています。単発で終わる不正はむしろ少なく、時間の経過とともに規模を拡大し、最終的に重大な問題として表面化します。なぜ不正は長期化するのか。本稿では、個人の問題ではなく、組織構造の観点からそのメカニ...