所得税

税理士

税理士会相談事例から見る税務判断 ― 実務で迷う三つの論点

税務実務では、条文だけを読んでも判断が難しい場面が少なくありません。税法は体系的に構成されていますが、実際の取引や経済活動は必ずしも条文の想定どおりに進むわけではないからです。そのような実務上の疑問に対して、税理士会には会員からの相談が寄せ...
税理士

譲渡所得の計算と消費税 ― 税込経理と税抜経理の違い

不動産を売却した場合、その売却益には所得税が課税されます。このとき計算される所得が「譲渡所得」です。譲渡所得の計算自体は比較的シンプルな式で求められますが、実務では思わぬ論点が生じることがあります。その一つが、消費税の扱いです。特に、不動産...
税理士

事業所得の損失は退職所得と相殺できるのか ― 損益通算の限界

所得税には、複数の所得がある場合に利益と損失を相殺できる「損益通算」という仕組みがあります。例えば、不動産所得が赤字で給与所得がある場合には、その赤字を給与所得と相殺して所得税の負担を軽減することができます。しかし、すべての所得が自由に損益...
FP

金投資は現物かETFか――税制とコストから考える貴金属投資の選び方

物価上昇や地政学リスクの高まりを背景に、金(ゴールド)への関心が高まっています。金は古くから「安全資産」と呼ばれ、株式市場が不安定な局面やインフレ局面で資金が流入する資産として知られています。実際、近年は中東情勢の緊張や世界的なインフレを背...
税理士

食事支給はなぜ「超えたら全額課税」なのか― 源泉所得税から見る現物給与の設計思想 ―

企業が従業員に食事を支給する場合、その取扱いは一見すると単純に見えます。しかし、源泉所得税の世界では、一定の条件を超えると「超えた部分だけ」ではなく「全額」が給与課税の対象になるという独特の構造が採られています。令和8年度税制改正大綱では、...
副業

【総集編】副業×節税〜税金の基礎から青色申告・種類別戦略・法人化判断まで一冊で分かる完全ガイド〜

副業が一般化した今、会社員であっても複数の収入源を持つことは珍しくありません。その一方で、「確定申告の必要性」「経費の範囲」「青色申告の使い方」「法人化の判断基準」など、税務に関する疑問は多岐にわたります。本総集編では、全5回で解説した内容...
副業

【第5回】副業の種類別・節税戦略〜物販・SNS・動画・ブログ・クリエイター・投資系まで総まとめ〜

副業の働き方が多様化する中で、使える経費や確定申告の方法は副業の種類ごとに大きく異なります。さらに、副業が軌道に乗ると「そろそろ法人化を検討したほうがいいのか?」という悩みが生まれます。最終回では、副業の種類ごとの節税ポイント法人化を考える...
副業

【第4回】青色申告で節税効果を最大化〜65万円控除・30万円特例・家事按分を最大限に活かす〜

副業を続けていると、「経費が増えてきた」「収入が安定してきた」「開業届を出したほうが良いのか」など、税務面で新しい課題が生まれます。そんなときに大きな力を発揮するのが 青色申告 です。青色申告は、正しい帳簿づけを行うことを条件に、多くの節税...
副業

【第3回】副業の確定申告 完全ガイド〜雑所得・事業所得・給与所得の提出方法と“副業バレ対策”をわかりやすく〜

副業を始めると必ず向き合うことになるのが「確定申告」です。本業の会社で年末調整を済ませていても、副業収入が一定額を超えると自分で申告しなければなりません。一方で、20万円ルールの誤解雑所得と事業所得の判断基準副業バレを防ぐ住民税の扱い提出書...
副業

【第2回】副業の経費と帳簿のつけ方〜スマホ・通信費・カフェ代はどこまで経費?実務で迷わないルール〜

副業を始めた人がまず迷うのが「何が経費になるのか」という問題です。スマホ代、パソコン、交通費、書籍、外注費……副業は本業と違い、自分で必要な支出を判断し、帳簿に記録していく必要があります。しかし、経費の判断は“感覚”ではなく、税法上の一定の...