法人税

税理士

所得税法第12条と法人税法第11条は何を定めているのか 実質所得者課税編

税法の世界では、契約書や登記簿、名義などの形式だけで課税関係が決まるわけではありません。実際に利益を受けている者が誰なのかを重視する考え方があります。この考え方を法律上明文化したものが、所得税法第12条と法人税法第11条です。これらは「実質...
効率化

AI時代に“法人税”は維持できるのか(税収構造編)

AIの進化によって、「会社の形」が変わり始めています。かつて企業とは、多くの社員を抱え大きな組織を持ち工場やオフィスを保有し売上規模を拡大する存在でした。しかし現在は、一人会社AIソロプレナー外部ネットワーク型経営クラウド完結型事業など、“...
税理士

法人税⑬ 法人税とは何か 会計・時間・公平性から読み解く制度の本質

法人税は、企業の利益に対して課される税金です。しかし、本シリーズで見てきたとおり、その仕組みは単純な計算にとどまらず、会計との関係、時間軸の調整、課税の公平性といった複数の要素によって構成されています。本稿では、これまでの内容を総括し、法人...
税理士

法人税⑫ 税務リスクはどこで生まれるのか 更正・否認と税務調査の実務構造

法人税の仕組みは、申告によって完結するものではありません。申告内容は税務当局によって検証され、必要に応じて修正が行われます。このプロセスを理解することは、法人税実務におけるリスク管理の観点から極めて重要です。本稿では、更正・否認・税務調査の...
税理士

法人税⑪ グループで課税はどう変わるのか グループ法人税制と通算制度の全体像

これまでのシリーズでは、単体法人を前提とした法人税の仕組みを整理してきました。しかし、実務では複数の法人がグループを形成し、一体として経済活動を行うケースが一般的です。このような状況に対応するため、法人税にはグループを前提とした制度が設けら...
税理士

法人税⑩ 別表四・別表五とは何か 税務調整を可視化する申告書の構造

法人税の理解において、別表四・別表五は単なる申告書の一部ではなく、税務調整の全体像を示す重要なツールです。これまで整理してきた益金・損金や税務調整の考え方は、最終的にこれらの別表に集約されます。本稿では、別表四と別表五の役割と構造を整理し、...
税理士

法人税⑨ 法人税額はどう決まるのか 税率と税額控除の全体構造

これまでの回で、法人税における所得計算の仕組みを整理してきました。法人税は最終的に、その所得に税率を乗じることで税額が決まりますが、実際には税率の適用や各種控除によって、税負担は大きく変動します。本稿では、法人税額がどのように決定されるのか...
税理士

法人税⑧ 評価は課税されるのか 有価証券と資産評価の税務ロジック

法人税において、資産の評価は重要な論点でありながら、直感と異なる取り扱いが多い分野です。特に、有価証券の評価や含み損益の扱いは、会計と税務の違いが明確に表れる領域といえます。本稿では、資産評価と課税の関係について、有価証券を中心にその基本的...
税理士

法人税⑦ 損金はいつ認められるのか 引当金・貸倒・繰越欠損金の時間軸

法人税における損金の問題は、「何が費用か」だけでなく「いつ費用として認められるか」という時間軸の問題を含んでいます。特に、引当金・貸倒損失・繰越欠損金は、将来の見込みや過去の損失との関係で損金算入のタイミングが決まるため、実務上重要な論点で...
税理士

法人税⑥ 損金はなぜ否認されるのか 役員給与・交際費・寄附金の税務リスク

法人税における損金の判断は、単に費用であるかどうかではなく、税法上認められるかどうかによって決まります。その中でも、役員給与・交際費・寄附金は、制度上明確な制限が設けられており、税務調査でも争点となりやすい分野です。本稿では、これらの論点に...