ガバナンス

経営

統治改革はどこへ向かうのか 攻めのガバナンスと資金配分の本質

企業統治(コーポレートガバナンス)改革は、日本企業の価値創造をめぐる議論の中核に位置づけられてきました。2026年、日経平均株価が6万円台に到達する中で、その背景の一つとしてガバナンス改革の進展が改めて注目されています。金融庁と東京証券取引...
経営

日本企業のガバナンスはどこまで進化したのか(シリーズ総括)

コーポレートガバナンス改革は、この10年で日本企業の姿を大きく変えてきました。社外取締役の導入、取締役会の構成見直し、実効性評価の実施、情報開示の充実など、制度面では確実に前進しています。一方で、本シリーズで見てきたとおり、その実効性につい...
経営

CEOを解任できる取締役会とは何か(最終検証編)

コーポレートガバナンスの議論において、最も本質的な問いは「取締役会はCEOを本当に解任できるのか」という点にあります。社外取締役の人数や独立性、実効性評価の充実といった要素も重要ですが、それらが最終的に意味を持つのは、経営トップに対する規律...
経営

投資家はガバナンスをどう見抜くべきか(実践チェックリスト編)

コーポレートガバナンスの重要性が高まる中で、多くの企業が体制整備や開示を進めています。しかし、社外取締役の人数や独立性比率といった形式的な指標だけでは、その企業のガバナンスが実際に機能しているかを判断することはできません。これまで見てきたよ...
経営

取締役会の実効性評価は信用できるのか(開示の限界)

コーポレートガバナンス改革の進展に伴い、多くの上場企業が「取締役会の実効性評価」を実施し、その結果を開示するようになっています。年次報告書やコーポレートガバナンス報告書には、「実効性は確保されている」「概ね適切に機能している」といった記載が...
経営

社外取締役は本当に機能しているのか(実証編)

社外取締役は、日本企業のガバナンス改革を象徴する存在として定着してきました。かつては社内出身者中心だった取締役会に、外部の視点を入れることで、経営監督を強化し、企業価値を高めることが期待されてきました。しかし、社外取締役の人数が増えたことと...
経営

社外取締役の長期在任問題 独立性と実効性はどう評価すべきか(ガバナンス再考編)

近年、上場企業の株主総会において社外取締役や社外監査役の選任議案に対する賛成率の低下が目立ち始めています。特に在任期間が長期に及ぶ社外役員については、独立性に疑問があるとして機関投資家が反対票を投じるケースが増えています。これは単なる個別企...
経営

アクティビズムとコーポレートガバナンスの本質―誰が企業を統治するのかという問い

企業に対して株主が積極的に提案を行うアクティビズムの拡大は、単なる投資手法の変化にとどまりません。その本質は、企業統治、すなわちコーポレートガバナンスのあり方そのものを問い直す動きにあります。企業は誰のものなのか。経営者は誰のために意思決定...
会計

不正リスクとどう向き合うべきか 実務における意思決定フレーム

企業不正は、特定の企業や個人に限った例外的な問題ではありません。循環取引のような不正は、どの企業にも起こり得る構造的なリスクとして存在しています。これまでのシリーズでは、不正の手口、見抜き方、止まらない理由、責任の所在といった観点から整理し...
会計

不正は誰の責任か 現場・管理職・取締役の責任構造を分解する

企業不正が発覚した際、必ず問われるのが「誰の責任か」という問題です。しかし実務上、この問いに単純な答えは存在しません。KDDIグループの事案のように、不正が長期間かつ組織的に継続している場合、責任は特定の個人に限定されるものではなく、複数の...