消費税・インボイス・電帳法

政策

消費減税と積極財政――インフレ税をどう考えるか

2026年2月、高市早苗首相は施政方針演説において、飲食料品を対象とした2年間の消費税減税の早期法案提出を目指す方針を示しました。あわせて「責任ある積極財政」を掲げ、多年度にわたる成長投資や基金活用の拡充も打ち出しています。物価高が続くなか...
政策

消費税率変更に備えるレジ改革と税制の方向性

消費税をめぐる議論が、制度論から実務インフラ整備へと一段踏み込んできました。第2次高市内閣の閣僚指示書に「消費税率の変更に柔軟なレジシステムの普及」が明記されたことは、単なる技術論ではなく、税制変更を前提とした政策準備のシグナルといえます。...
税理士

簡易課税制度は「ギャンブル」か――東京地裁判決が示した制度選択の重み

消費税の簡易課税制度は、中小事業者の事務負担を軽減するための制度です。しかし、いったん選択した制度が思わぬ税負担をもたらした場合、その選択を「合理性を欠く制度だった」と主張することはできるのでしょうか。令和7年1月21日、東京地裁は、簡易課...
税理士

消費税実務の賠償リスク事例集― どこで事故は起きるのか、どう防ぐのか ―

消費税は、税理士の職業賠償責任保険の支払件数が最も多い税目と報じられています。その背景には、制度の複雑さ、選択制度の多さ、期限管理の厳格さがあります。消費税の事故は「計算ミス」よりも、「判断ミス」「届出ミス」「管理ミス」によって生じることが...
税理士

課税方式選択の実務チェックリスト― 簡易課税・原則課税を「事故なく」選ぶために ―

消費税の課税方式の選択は、実務上もっともミスが許されない判断の一つです。簡易課税か原則課税かの選択を誤ると、数年間にわたって不利な課税を受けたり、修正ができず損害賠償につながったりすることもあります。本稿では、実務で課税方式を選択する際に必...
税理士

簡易課税と原則課税の判断軸― 消費税の選択は「有利不利」だけで決めてよいのか ―

消費税の実務で、もっとも判断に悩む場面の一つが「簡易課税か、原則課税か」という選択です。どちらを選ぶかによって納税額は大きく変わります。しかも、一度選択すると原則として2年間は変更できません。単年度の有利不利だけで判断すると、後から思わぬ不...
税理士

消費税はなぜ「税理士泣かせ」なのか― 賠償件数最多という現実から考える実務リスク ―

消費税は、法人税や所得税と並ぶ基幹税目ですが、実務の現場では「最も神経を使う税目」と言われることが少なくありません。最近の報道では、税理士の職業賠償責任保険の支払件数のうち、消費税が税目別で最多となっていることが明らかになりました。仮に食品...
FP

社会保障の危機から目を背けてはならない ― 給付と負担の現実をどう共有するか

少子高齢化が進むなか、日本の社会保障制度はかつてない重圧に直面しています。医療、介護、年金という生活の土台を支える制度は、確実に膨張を続けています。一方で、選挙では減税や社会保険料の引き下げが声高に語られます。負担を軽くしてほしいという国民...
税理士

消費税ゼロは「つなぎ」か、転換点か

――飲食料品2年間ゼロ税率構想をどう読むか物価高が続くなか、与党が公約に掲げた「飲食料品の消費税率を2年間限定でゼロ」とする構想が、いよいよ具体的な政治日程に乗りました。高市首相は、超党派の国民会議を設置し、夏前には中間取りまとめを行う考え...
政策

消費減税と給付付き税額控除は両立するのか――世論と財源から考える2026年の税財政論点

2026年2月の世論調査で、高市内閣の支持率は69%と高水準を維持しました。一方で、消費税減税をめぐる議論については、単なる減税ではなく「負担や給付削減も含めて議論すべき」との回答が76%に達しました。食品消費税ゼロという大胆な公約。給付付...