2026-05

経営

企業は「土地持ち会社」なのか 事業用不動産の含み益20兆円が問い直す日本企業の資本効率

日本企業が保有する事業用不動産の含み益が20兆円規模に達していることが明らかになりました。2026年5月、日本経済新聞は、みずほ信託銀行の推計を基に、上場企業が保有する本社・工場・物流施設などの事業用不動産の時価が大きく上昇している実態を報...
FP

首都圏中古マンションは「住む家」から「値上がり資産」へ変わったのか ― PER最高更新が示す市場構造の変化(不動産投資分析編)

首都圏の中古マンション市場で、これまでとは異なる現象が起きています。東京カンテイによれば、2025年時点の首都圏中古マンションPERは31.78倍となり、過去最高を更新しました。しかも、新築マンションPER(30.46倍)を上回っています。...
FP

総括:日本の電力市場はどこへ向かうのか(シリーズ総括)

電力市場をめぐる議論は、以前よりもはるかに複雑になっています。かつて電気料金は、家庭や企業にとって「公共料金」の一つとして受け止められていました。しかし現在は、国際情勢、燃料価格、為替、脱炭素、再生可能エネルギー、原発、送電網、AIデータセ...
FP

再エネ拡大で電力価格は本当に下がるのか(制度検証編)

再生可能エネルギーは、電力価格を下げる切り札として語られることがあります。太陽光や風力は、発電時に燃料を必要としません。原油、LNG、石炭のように海外から燃料を輸入する必要がないため、燃料価格の高騰や円安の影響を受けにくいという特徴がありま...
FP

日本は“電力貧国”になるのか(産業競争力編)

電気料金の上昇は、家計の負担として語られることが多くあります。しかし、より大きな問題は、産業競争力への影響です。電力は、すべての産業の基礎にあります。工場を動かすにも、データセンターを稼働させるにも、物流や医療、金融、通信を維持するにも、安...
FP

エネルギー安全保障と電気料金はどうつながるのか(地政学編)

電気料金の上昇が続いています。多くの人は、値上がりの理由として「燃料価格の高騰」や「円安」を思い浮かべます。しかし、その背景には、もっと大きな問題があります。それが「エネルギー安全保障」です。近年、日本の電気料金は、ロシアのウクライナ侵略中...
FP

新電力はなぜ苦しくなるのか ――「安い電気」の裏側で起きていること(電力市場構造編)

エネルギー価格の上昇によって、新電力各社が固定料金プランの新規契約を停止する動きが広がっています。表向きは「受付停止ではない」としながらも、実際には契約を引き受けにくい状況が生まれています。背景にあるのは、中東情勢の緊迫化による燃料価格上昇...
FP

AIバブルは2000年ITバブルと何が違うのか(市場構造比較編)

米国株市場では、AI関連銘柄への資金集中が続いています。NVIDIAをはじめとする半導体企業、データセンター関連企業、巨大テック企業の時価総額は急拡大し、「AI相場」が世界の株式市場を牽引しています。こうした状況を見ると、多くの人が思い出す...
政策

米企業好決算は「AIバブル」なのか――S&P500最高益の裏側を読む(米国株・資本市場編)

米国企業の業績拡大が続いています。2026年第1四半期のS&P500採用企業の1株利益(EPS)は前年同期比27%増となる見通しで、これはコロナ禍後の急回復局面以来の高水準です。株価も史上最高値圏にあり、市場には再び「米国一強」の空気が広が...
政策

総括:21世紀の覇権は“軍事”ではなく“接続”で決まるのか(シリーズ総括)

20世紀の国際秩序は、「軍事力」が中心でした。国家は領土を守り、海を支配し、石油を確保し、軍事同盟を築きながら勢力圏を拡大しました。冷戦構造もまた、軍事力と核抑止を軸に成立していました。しかし21世紀に入り、世界は大きく変わり始めています。...