投資

FP

市場は「無料の健康診断」か ― 非公開化ブームの光と影

近年、上場企業の非公開化が相次いでいます。MBO(経営陣が参加する買収)や親子上場の解消などを理由に、市場から去る企業は増加傾向にあります。一方で、上場を維持しながら改革を進め、株価の回復を実現する企業も存在します。企業は「市場に残るべきか...
税理士

区分所有法は100年社会に耐えられるのか ― マンション制度の持続可能性を問う

築古マンション問題、相続未登記、相続放棄と議論を重ねていくと、最終的に制度そのものの問いに行き着きます。マンションの法的基盤である区分所有法は、長寿命化が進む100年社会に本当に対応できているのでしょうか。本稿では、区分所有制度の設計思想と...
FP

金融所得課税一体化と法人化戦略――個人で持つか、法人で持つかの再設計

金融所得課税の一体化が議論される中で、静かに重要性を増しているのが「法人化戦略」です。株式や投資信託などの金融資産を、・個人で保有するのか・資産管理会社を設立して法人で保有するのかこの選択は、税率の高低だけでなく、損益通算の範囲、所得の平準...
FP

金融所得課税の一体化は実務に何をもたらすか――制度理念と現場対応の交差点

金融所得課税の「一体化」は、税制改正の議論のたびに浮上する論点です。株式、投資信託、債券、デリバティブなど、商品ごとに異なる課税区分や損益通算の範囲を整理し、横断的に整合させる構想です。理念としては、税負担の公平性や中立性の確保、課税ベース...
FP

シン・富裕層と金融所得課税の再設計――「資本を回す力」を損なわず、公平性をどう作り直すか

起業や投資で得た資本を、次のスタートアップや社会課題の解決に回す。いわゆる「シン・富裕層」が増えるほど、経済にはリスクマネーが流れ、成長の芽が育ちやすくなります。一方で、資産価格の上昇局面では金融資産の有無が生活の差を広げやすく、金融所得課...
FP

シン・富裕層は日本経済を変えるのか ― 起業とエンジェル投資が生む資本循環

コロナ禍後の資産価格上昇やスタートアップ環境の整備を背景に、日本でも「稼いだ資本を次の成長に振り向ける人たち」が目立ち始めています。従来の相続型の資産家とは異なり、自ら起業し、売却し、得た資金を再びスタートアップへ投じる――。いわば「シン・...
FP

地銀とREITの需給構造―金利上昇局面で何が起きているのか

REIT市場を語る際、価格や利回りに注目が集まりがちですが、実は「誰が売り、誰が買っているのか」という需給構造が、相場を左右する重要な要素となっています。とりわけ近年、存在感を増しているのが地方銀行(地銀)です。金利上昇局面において、地銀と...
FP

個人投資家がREITを見るときの3つの財務指標

不動産投資信託(REIT)は、分配金利回りの高さから個人投資家に人気のある商品です。しかし、利回りだけで判断すると、金利上昇局面では思わぬ価格下落に直面することがあります。REITは「利回り商品」であると同時に、「財務レバレッジを活用した不...
FP

REITはなぜ不動産株に出遅れるのか―金利上昇局面で問われる成長力

不動産市場は活況を呈しています。東京23区のマンション価格は高値圏にあり、デベロッパー株も上場来高値を更新する銘柄が相次いでいます。一方で、不動産投資信託(REIT)は勢いに乗り切れていません。同じ「不動産関連」でありながら、なぜここまで評...
効率化

インドが挑むAI「第三極」構想――グローバルサウス連携は世界秩序を変えるか

人工知能(AI)をめぐる国際競争は、これまで米国と中国の二極構造で語られてきました。しかし、インドがその構図に風穴を開けようとしています。ニューデリーで開催された「AIインパクトサミット」において、モディ首相は「AIの民主化」を掲げ、グロー...