地方税

税理士

宿泊税のインボイス記載例――定額制・定率制それぞれの実務整理

宿泊税が導入・拡充される中で、現場から最も多く聞かれるのが「インボイスにはどう書けばいいのか」という疑問です。宿泊税は消費税の課税対象外であるため、書いてはいけない項目と書いてもよいが位置づけに注意すべき項目があります。本稿では、定額制・定...
税理士

宿泊税と消費税の関係整理――課税区分とインボイス制度の実務視点

宿泊税の「定率制」導入が広がる中、宿泊事業者や経理担当者にとって無視できないのが、消費税との関係です。宿泊税は増税ニュースとして語られがちですが、実務では「これは消費税の課税対象なのか」「インボイスにはどう書くのか」という点が重要になります...
税理士

宿泊税は「定率制」の時代へ――観光政策と税の役割はどう変わるのか

観光地を訪れると、宿泊料金とは別に「宿泊税」が加算されることがあります。これまで日本では、1泊あたり100円や200円といった定額制が一般的でした。しかし近年、この宿泊税のあり方が大きく変わり始めています。宿泊料金に一定割合をかける「定率制...
政策

宿泊税が急拡大する理由と、その本質的な意味

2026年は、地方税制のなかで「宿泊税」が大きく動く年になりそうです。全国で新たに約30の自治体が宿泊税を導入する予定となり、これまで一部の観光地に限られていた制度が、全国的な広がりを見せています。背景には、訪日外国人観光客の急増と、それに...
税理士

法人事業税の再分配強化と都市・地方格差のゆくえ(2026年度税制改正を見据えた整理)

2026年度税制改正に向け、政府・与党が都市と地方の税収格差をどのように調整するかが大きな論点になっています。特に、法人事業税の再分配制度を強化し、東京への過度な税収集中を是正する方向が検討されています。東京への企業集積は長年続き、雇用・所...
税理士

地方税改革シリーズ 横断総まとめ(簡潔版)利子割改革から見える、これからの地方税の姿

銀行預金などの利子にかかる「利子割」が、ネット銀行の本店が集中する東京都に偏って納付されている問題をきっかけに、政府・与党は偏在是正の仕組みを検討しています。しかし、この議論の本質は「400億円規模の小さな税目」ではなく、地方税体系を現代社...
税理士

第9回(最終回) 地方税改革シリーズ総集編 利子割改革が示す「現代の地方税をどう設計するか」

本シリーズでは、預金利子にかかる地方税「利子割」が東京都に集中している問題を入口として、地方税体系の構造、居住地主義の原則、ネット銀行の普及、地方交付税との関係、税源移譲の歴史、超高齢社会の財政構造、そしてデジタル社会に対応した新しい地方税...
税理士

第8回 将来の地方税体系の新モデル デジタル課税・地域経済課税の可能性

日本の地方税体系は、人口減少・超高齢化・オンライン経済の拡大といった劇的な環境変化に直面しています。これまでの制度は、対面取引・現役世代中心・人口増加といった“旧来の社会構造”を前提として設計されてきました。しかし、デジタル化や地域経済の変...
税理士

第7回 超高齢化時代の地方税 医療・介護・子育て支援と税財源の再構築

日本の地方財政は、人口減少・少子高齢化・地域間格差という三重苦に直面しています。医療・介護の需要は高まり続け、子育て支援の充実も不可欠である一方、現役世代は減り、税収基盤は弱体化しています。こうした中で、利子割の偏在是正のような“税源を正し...
税理士

第6回 税源移譲の歴史と教訓 所得税→住民税への移行と今回の利子割改革の位置付け

利子割の偏在是正は、単なる税収調整に見えるかもしれません。しかし、地方税制の歴史をひもとくと、今回の議論は 日本の税源配分の流れの中にある必然的な改革 であることが見えてきます。2000年代には、所得税の一部を住民税へ移す「税源移譲」が行わ...