地方税

FP

ふるさと納税は“第二住民税”になるのか(税制再編編)

ふるさと納税は、当初「地方を応援する制度」として始まりました。しかし制度開始から時間が経つにつれ、その性格は少しずつ変わっています。返礼品競争地域PR通販化仲介サイト依存こうした側面ばかりが注目されることも増えました。一方で近年、制度の本質...
FP

二地域居住は“新しい納税者”を生むのか(税制編)

近年、「二地域居住」という言葉を耳にする機会が増えています。都市に住みながら地方にも拠点を持つ。平日は都市で働き、週末は地方で過ごす。完全移住ではなく、複数地域と関わりながら暮らす。こうした生活スタイルは、リモートワーク普及や価値観変化によ...
FP

地方は“会員制コミュニティ”化するのか(地域経済編)

人口減少社会の中で、地方のあり方が大きく変わり始めています。これまでの地方経済は、住民観光客地元企業を中心に成り立っていました。しかし現在、多くの地域では人口減少と高齢化が進み、「住民だけ」で地域を維持することが難しくなっています。その中で...
税理士

総括編:地方は稼ぐべきか・分配されるべきか(シリーズ最終整理)

地方税収の増加を起点に、観光、産業誘致、人口、税制と多角的に見てきました。本シリーズの最終回では、すべての議論を一つの問いに収れんさせます。地方は自ら稼ぐべきなのか。それとも再配分によって支えられるべきなのか。この問いに対して単純な結論を出...
税理士

税制編:法人二税の再配分はどこまで進むのか(制度の行方)

地方税収が伸びる中で、必ず議論になるのが「税収の偏在」です。とりわけ問題の中心にあるのが、法人住民税・法人事業税といういわゆる法人二税です。企業の本社や大規模拠点が集中する地域に税収が集まりやすい構造は、地方間の財政格差を拡大させる要因とな...
税理士

実務編:自治体はどの税収モデルを選ぶべきか(戦略設計)

地方税収が伸びている今、自治体にとって重要なのは、目先の増収に安心することではありません。本当に問われるのは、自分たちの地域がどのような構造で税収を生み出しているのか、そしてその構造が将来も続くのかという点です。税収は、単に多ければよいとい...
税理士

比較編:奈良型 vs 熊本型 vs 東京型(どのモデルが持続可能か)

地方税収が増えているといっても、その増え方は地域によって大きく異なります。奈良県のようにインバウンドと宿泊施設整備で消費を取り込む地域もあれば、熊本県のように半導体産業の誘致で地域経済を押し上げる地域もあります。一方、東京都のように人口・企...
税理士

都道府県税収の増加は「一時的現象か構造変化か」―インバウンド・半導体・人口集中の三層構造で読む地方財政

地方税収が全国的に伸びています。2026年度当初予算では、約6割の都道府県が過去最高の税収を見込むという状況となりました。一見すると地方経済の回復を示す明るい兆候ですが、その内訳を丁寧に見ると、単なる景気回復では説明できない構造変化とリスク...
税理士

宿泊税はなぜ「カオス化」しているのか―定率制拡大と課税自主権のねじれ

観光地を訪れたとき、宿泊料金とは別に課される「宿泊税」。ここ数年で導入する自治体が急増し、その仕組みも大きく変わり始めています。特に注目されるのは、これまで主流だった定額制に加えて、宿泊料金に応じて課税する定率制が広がりつつある点です。一方...
税理士

地方税の不服審査と処分取消の意味をどう捉えるか

地方税に関する課税処分に対して納税者が異議を申し立てる「不服審査」は、制度としては広く認識されているものの、その実態や意味合いについては必ずしも十分に理解されているとはいえません。とりわけ、実際に処分が取り消される事例は多くなく、その一つひ...