kikumoto_admin

会計

ニデック問題にみる「負の遺産」 ― 減損先送りと企業統治の限界

企業の会計不正は、粉飾決算や架空売上といった直接的な操作だけでなく、より見えにくい形で積み重なることがあります。その典型例の一つが、資産の価値が下がっているにもかかわらず、減損処理を先送りするケースです。2026年に公表されたニデックの第三...
人生100年時代

AI時代の専門職の教養 ― 税理士・FPに求められる新しい能力

生成AIの普及は、専門職の仕事のあり方を大きく変えつつあります。税務、会計、金融、法律などの分野では、AIがデータ分析や文書作成を担う場面が急速に増えています。税理士やファイナンシャル・プランナー(FP)の仕事も例外ではありません。税制の解...
人生100年時代

AI時代の教養とは何か ― リベラルアーツ教育の再定義

生成AIの普及は、教育の現場にも大きな変化をもたらしています。大学では、レポート作成や調査課題にAIを利用する学生が急増し、教育のあり方そのものが問い直されています。AIは膨大な情報を瞬時に整理し、文章や分析を生成する能力を持っています。そ...
FP

日本国債市場の最大プレーヤー ― 日銀保有と金融政策の仕組み

日本国債の市場では、さまざまな投資家が取引に参加しています。銀行、保険会社、年金基金、海外投資家などが代表的ですが、現在、最も大きな影響力を持つ投資家は日本銀行です。2013年以降、日本銀行は大規模な金融緩和政策を実施し、大量の国債を購入し...
FP

地銀が進めるデジタル通貨――地域経済圏はどう変わるのか

デジタル通貨をめぐる議論は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)や暗号資産の文脈で語られることが多いですが、日本では別の動きも広がっています。それが地方銀行によるデジタル通貨の取り組みです。九州フィナンシャルグループや静岡銀行などが、ブロックチ...
効率化

日本は「成長投資国家」になれるのか ― AI・半導体投資と財政制約

日本政府は2026年、AI・半導体・量子技術などの戦略分野への大規模投資を軸に、新たな成長戦略を打ち出しました。政府は17分野のうち重点的に支援する61の製品・技術を選定し、官民連携による投資拡大を進める方針です。背景には、世界各国で進む産...
FP

社会保険料控除はなぜ全額控除なのか ― 税制の考え方

所得税にはさまざまな所得控除があります。生命保険料控除や地震保険料控除などは控除額に上限が設けられていますが、社会保険料控除は例外的に「支払った金額の全額」が控除の対象になります。健康保険料や年金保険料などを支払った場合、その金額をそのまま...
FP

年末調整で多い社会保険料控除のミス

年末調整では、給与所得者の所得税を最終的に計算するため、さまざまな所得控除が適用されます。その中でも社会保険料控除は、支払った金額を全額控除できるため、税額に大きく影響する控除の一つです。しかし実務では、社会保険料控除の申告漏れや誤った申告...
FP

親が子どもの国民年金を払った場合の社会保険料控除

国民年金保険料は、20歳以上60歳未満の人が納付する社会保険料です。学生や収入の少ない若年層の場合、保険料を親が負担するケースも少なくありません。このような場合に問題となるのが、社会保険料控除を誰が受けることができるのかという点です。実際の...
FP

国民年金の追納は本当に得なのか ― 税制と年金額から考える

学生納付特例制度や納付猶予制度を利用すると、国民年金保険料の納付を一時的に先送りすることができます。その後、10年以内であれば保険料を「追納」することが可能です。追納をすると将来の年金額が増えるだけでなく、支払った年の社会保険料控除の対象に...