2026-05

税理士

食品消費税は「ゼロ」か「1%」か 減税論争が映し出す制度と現実のズレ

物価高対策として議論が続く食品消費税減税が、大きな転換点を迎えています。高市政権は、衆院選で掲げた「食料品消費税ゼロ」を実現する方向を維持しつつも、実際には「1%減税案」も有力な選択肢として浮上しています。背景には、単なる財源論だけではなく...
FP

日本株は「第二のバブル相場」に入ったのか ― 異次元の大商いが示す市場構造の変化(市場構造編)

日本株市場がかつてない熱気に包まれています。2026年5月、東証プライム市場の1日平均売買代金は10兆円を突破しました。これは1年前の約2倍という異例の水準です。日経平均株価も史上最高値を更新し、AI・半導体関連株を中心に巨大な資金流入が続...
FP

年収の壁引き上げでも「働き控え」はなぜ続くのか――103万円から160万円へ引き上げ後も残る“130万円の壁”の現実――

2025年分から所得税がかかり始める「103万円の壁」が160万円へ引き上げられました。政府は人手不足への対応や就業促進を目的に制度改正を進めていますが、実際には「働き控え」がなお続いています。日本経済新聞の記事によれば、2025年度の1人...
FP

インフレ「第3波」は来るのか 資源高・人件費上昇・価格転嫁が同時進行する時代

2022年以降、日本は複数回のインフレ局面を経験してきました。最初は、ロシアによるウクライナ侵攻を契機としたエネルギー・資源価格の高騰でした。次に、2024年以降にはコメ価格の急騰を中心とした食料インフレが家計を圧迫しました。そして現在、市...
効率化

“2025年の崖”は終わっていなかったのか(DX総括編)

2018年、経済産業省は「DXレポート」で、いわゆる「2025年の崖」という言葉を提示しました。老朽化した基幹システムを放置すると、日本企業の競争力低下や巨額経済損失につながるという警告でした。当時は、レガシーシステム刷新クラウド移行データ...
効率化

AI時代に“レガシーシステム”は最大の国家リスクになるのか(基幹系編)

日本企業や官公庁では、数十年前に構築された「レガシーシステム」が今なお社会インフラを支えています。銀行、電力、鉄道、自治体、保険、税務、医療など、多くの重要システムは長年の改修を重ねながら運用されてきました。これまでは、「古いが安定している...
効率化

AIは“サイバー戦争の自動化装置”になるのか(AI防衛編)

生成AIの進化は、単なる業務効率化の段階を超え始めています。2026年に入り、米アンソロピックの新型AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」が大きな注目を集めています。特に問題視されているのは、単に脆弱性を発見するだけ...
効率化

AI戦略は「50手先」で決まるのか

孫正義氏に見る「布石型M&A」の本質AI時代の企業経営では、「何を作るか」以上に「どこに布石を打つか」が重要になりつつあります。特に生成AIの登場以降、世界の巨大企業は単なる新規事業競争ではなく、AI社会そのものの支配構造を巡る競争へ移行し...
FP

中国AI株は「次の成長神話」になれるのか ― デフレ中国が抱える“七巨人”の限界

中国のハイテク株に陰りが見え始めています。2025年初頭、中国発の生成AI企業DeepSeek(ディープシーク)の登場は、世界市場に大きな衝撃を与えました。米国AI一強時代が揺らぐとの期待から、中国ハイテク株は急騰し、「中国版マグニフィセン...
FP

日本国債は「安全資産」ではなくなるのか ― 国債VIX上昇が示す日本市場の転換点(金利リスク編)

日本国債市場に異変が起きています。これまで日本国債は「価格変動が小さい安全資産」と見られてきました。しかし足元では、日本国債の価格変動リスクを示す「日本国債VIX指数(恐怖指数)」が急上昇し、市場では「日本国債の方が米国債より不安定なのでは...