FP

企業年金は「会社任せ」から「自己責任」へ変わるのか

確定拠出年金が確定給付年金を逆転する時代老後資金の形成方法が大きく変わろうとしています。これまで日本企業の退職金制度は、企業が将来の給付額を約束する「確定給付型(DB)」が中心でした。しかし近年は、従業員自身が運用する「確定拠出型(DC)」...
効率化

AI行政は「自治体」から始まるのか

――チームみらい構想が示す“地方先行型デジタル国家”の可能性少子高齢化と人口減少が進むなか、日本の地方自治体は深刻な人手不足に直面しています。窓口業務、福祉、税務、災害対応など、行政サービスの維持そのものが難しくなりつつあります。こうしたな...
政策

トランプ関税はなぜ止まらないのか――「違法判決」と関税政治の限界(米国通商政策編)

米国際貿易裁判所が2026年5月、トランプ政権による「代替関税」を違法と判断しました。これにより、トランプ政権の高関税政策は再び司法によって制限されることになります。しかし注目すべきなのは、「違法と判断されたのに関税政策自体は止まらない」と...
人生100年時代

宅配網は人口減少社会で維持できるのか(物流危機編)

日本では今、「物流危機」が静かに進行しています。ネット通販の普及によって宅配需要は急増しました。食品、日用品、医薬品まで、自宅へ届くことが当たり前になっています。しかしその一方で、ドライバー不足高齢化人口減少労働時間規制燃料高が同時進行して...
人生100年時代

コンビニは“公共インフラ”になるのか(生活基盤編)

日本では今、コンビニエンスストアの役割が大きく変わり始めています。かつてコンビニは、24時間営業弁当や飲料販売深夜営業を特徴とする「便利な小売店」でした。しかし現在では、ATM宅配受取公共料金支払い行政証明書発行災害時支援高齢者見守りなど、...
人生100年時代

郵便局は地域社会に必要なのか(生活インフラ編)

人口減少とデジタル化が進むなかで、「郵便局の役割」が改めて問われています。電子メールやスマートフォンの普及によって手紙は減少し、ネット銀行やキャッシュレス決済の拡大によって金融窓口の利用も変化しました。その結果、郵便局は「時代遅れのインフラ...
経営

信用金庫は地域経済を支えられるのか(地域金融編)

人口減少が進む日本で、「地域経済を誰が支えるのか」が大きな課題になっています。地方では、中小企業の後継者不足商店街の衰退地域産業の縮小高齢化金融機関の店舗撤退が同時進行しています。こうしたなかで再び注目されているのが「信用金庫」です。信用金...
経営

メインバンク制は復活するのか(日本型金融編)

かつて日本企業には「メインバンク」が存在しました。企業が資金調達を行う際、単なる融資先ではなく、経営相談資金繰り支援再建支援人材派遣他行調整まで担う「主治医」のような銀行です。高度成長期からバブル期にかけて、日本企業と銀行は強固な関係を築い...
経営

企業はなぜ「融資枠」を積み増すのか ― オイルショック不安と資金繰り防衛の時代

原油供給不安の高まりを背景に、企業が「手元資金の確保」を急いでいます。2026年3月、企業向けコミットメントライン(融資枠)の契約額は前月比で約2.5兆円増加し、利用額も急増しました。これはコロナ禍以来の大きな動きであり、企業と金融機関が「...
人生100年時代

認知症カフェは地域を変えられるのか ― 地域包括ケア編

日本では、認知症の人が急増しています。高齢化の進展に伴い、認知症はもはや一部の特別な病気ではなくなりました。近年では、認知症軽度認知障害(MCI)を含めると、高齢者の相当割合が認知機能の低下を抱える時代になると推計されています。しかし、日本...