決算・確定申告

税理士

個人事業主のための必要経費・家事関連費・専従者給与 完全理解シリーズ 第6回 青色事業専従者給与の落とし穴|56条の本当の意味

家族に仕事を手伝ってもらっている個人事業主にとって、「青色事業専従者給与」は、節税策としてよく知られた制度です。しかし実務では、届出をしているのに否認された金額が高すぎると言われた勤務実態を証明できずトラブルになったといったケースも少なくあ...
税理士

個人事業主のための必要経費・家事関連費・専従者給与 完全理解シリーズ 第5回 自宅兼事務所・スマホ・車はどこまで経費になるのか

必要経費を巡る相談で、最も質問が多いのが次の三つです。自宅兼事務所の家賃や光熱費は、どこまで経費になるのかスマートフォン代は、仕事に使っていれば全額経費なのか自家用車を仕事にも使っている場合、どう考えればよいのかこれらはいずれも、事業と生活...
税理士

個人事業主のための必要経費・家事関連費・専従者給与 完全理解シリーズ 第4回 裁判例で読む必要経費|弁護士会役員事件の本質

前回は、必要経費を判断するための五つの基準について整理しました。しかし、実務では次のような疑問が残りがちです。判断基準は、実際にはどのように使われているのか税務署と裁判所は、どこで線を引いているのか「業務に役立つ」という説明は、どこまで通用...
税理士

個人事業主のための必要経費・家事関連費・専従者給与 完全理解シリーズ 第3回 必要経費かどうかはどう判断する?|五つの判断基準

前回は、家事関連費が原則として必要経費にならない理由と、例外的に経費算入が認められる仕組みについて整理しました。しかし実務では、次の段階で必ず壁に突き当たります。「業務に必要」とは、具体的にどういう状態なのか税務署は、どこを見て判断している...
税理士

個人事業主のための必要経費・家事関連費・専従者給与 完全理解シリーズ 第2回 家事関連費はなぜ否認されるのか|45条と96条の関係

前回は、所得税における「必要経費」の基本的な考え方を整理しました。所得税は売上ではなく「儲け」に課税する税金であり、その計算過程で必要経費を差し引くという構造にあります。しかし、実務では次のような疑問が頻繁に出てきます。自宅兼事務所の家賃や...
税理士

個人事業主のための必要経費・家事関連費・専従者給与 完全理解シリーズ 第1回 必要経費とは何か|なぜ「全部は落ちない」のか

個人事業主やフリーランスの確定申告で、毎年のように悩みの種になるのが「必要経費」です。これは経費になるはずだと思っていたものが否認された、あるいは逆に、経費にできると知らずに申告していた、という話は決して珍しくありません。特に問題になりやす...
FP

共働き世帯は要注意 医療費控除は誰が申告すると得になるのか

共働き世帯が増えるなかで、確定申告の時期になると迷いやすい制度の一つが医療費控除です。医療費控除は家族分をまとめて申告できる一方で、誰が申告するかによって税額の戻り方が変わるため、共働き世帯では判断を誤ると損をしてしまうこともあります。この...
会計

ニデック不適切会計問題が示す「株価至上主義」の限界――脱・創業者経営と内部統制の再設計

ニデックが不適切会計の疑義を受け、東京証券取引所に内部管理体制の改善計画を提出しました。同社はその背景として、創業者である永守重信名誉会長の「過度な株価至上主義」を挙げ、「脱・永守経営」を鮮明にしています。本稿では、この問題を単なる一企業の...
会計

未入金が起きたとき、会社は何をすべきか――初動対応で結果が決まる売掛金回収の実務

売掛金の未入金は、利益が出ている会社であっても資金繰りを一気に悪化させます。特に中小企業では、たった一社の未回収が連鎖的な支払い遅延を招きかねません。未入金が発生したときに重要なのは、「いずれ払ってくれるだろう」と様子を見ることではありませ...
会計

数字に出ない強みが会社を支える――中小企業にとっての「非財務情報」という経営資源

決算書を見れば、売上や利益、借入金の状況など、企業の財務状態は一通り把握できます。しかし、長く続いている会社や、景気の波を乗り越えてきた会社を見ていると、「数字だけでは説明できない強さ」があると感じる場面も多いのではないでしょうか。従業員同...