決算・確定申告

税理士

推計課税とは何か 帳簿がない場合の課税方法編

税金は、納税者が作成した帳簿や保存された証憑書類をもとに計算されるのが原則です。しかし、帳簿が存在しなかったり、内容が著しく不備だったりする場合には、税務署は別の方法で所得を計算することがあります。その方法が「推計課税」です。推計課税は、税...
会計

貸借対照表に載らないAI投資とは何か 簿外債務の新たなリスク編

AIブームによって世界の巨大IT企業は、かつてない規模の設備投資を進めています。データセンターやGPU(画像処理半導体)への投資は、今後の競争力を左右する重要な経営判断です。ところが、その巨額の投資の一部は、企業の貸借対照表だけを見ても分か...
FP

相続不動産を売却したら確定申告はどうするのか 申告実務編

相続した土地や建物を売却した後、「税金は不動産会社が処理してくれるのでは」「相続税を払っているから申告は不要では」と考える人は少なくありません。しかし、不動産を売却して譲渡所得が発生した場合には、多くのケースで確定申告が必要になります。確定...
税理士

なぜ60歳からは確定申告力が必要になるのか 退職後税務編

現役時代、多くの会社員は税金について深く考える必要がありませんでした。給与から所得税や住民税が天引きされ、年末調整によって税額が精算されるからです。しかし60歳を過ぎると状況は大きく変わります。退職金、公的年金、再雇用給与、個人事業収入、資...
効率化

e-Tax利用率100%時代は来るのか 電子申告未来編

令和7年分の所得税確定申告では、e-Tax利用者が1,814万人に達し、申告者全体の77.1%を占めました。確定申告を行う人の約4人に3人が電子申告を利用していることになります。かつては税務署へ出向き、紙の申告書を提出することが一般的でした...
効率化

確定申告はスマホで行う時代へ e-Tax利用率77%が示す税務DXの現在地

令和7年分の所得税確定申告において、e-Taxによる申告者数が過去最高を更新しました。国税庁によれば、e-Taxを利用した人は1,814万人に達し、申告者全体の77.1%を占めています。かつては税務署や申告会場に出向いて手続きを行うことが一...
税理士

確定申告から見える日本経済の変化 令和7年分申告状況から読み解く所得・資産・消費の実態

毎年公表される確定申告統計は、単なる税務データではありません。そこには国民の所得状況や資産形成の動向、さらには経済環境の変化が色濃く反映されています。国税庁が公表した令和7年分の所得税等および個人事業者の消費税の確定申告状況によると、申告納...
会計

財務諸表だけでは企業分析できない時代なのか(非財務情報編)

企業分析というと、多くの人はまず財務諸表を見ます。売上高営業利益自己資本比率ROEキャッシュフローEPSなどです。もちろん、これらは今でも重要です。しかし近年、「財務諸表だけでは企業実態を把握できない」という考え方が急速に広がっています。背...
会計

インフレ・金利上昇時代に中小企業はどう資産を守るべきか ― “預金偏重経営”の限界と資産戦略の再設計

長年、日本では「現金を厚く持つこと」が中小企業経営の安全策とされてきました。しかし、インフレと金利上昇が同時進行する時代において、その常識は大きく変わり始めています。普通預金に資金を置いたままでは、実質的な資産価値が目減りしていく時代になり...
会計

“株主のための経営”は本当に正しいのか ― 日本企業が揺れる「会社は誰のものか」(会社観編)

近年、日本企業では「株主を意識した経営」が急速に強まっています。ROE重視PBR1倍割れ改善自社株買い配当拡大資本効率経営政策保有株縮減などが強く求められるようになりました。背景には、海外投資家の存在感拡大東京証券取引所の改革コーポレートガ...