所得税

税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第3回)必要経費と取得費 ― 資産取得との境界

所得税の必要経費を考える際、実務上しばしば問題となるのが「取得費」との区分です。事業や不動産の貸付けに関連する支出であっても、その支出が資産の取得に関係する場合には、その年の必要経費として処理することはできません。例えば、建物や機械設備など...
税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第1回)必要経費とは何か ― 所得税の基本構造

所得税の計算では、収入から必要経費を差し引いて所得金額を求めます。この仕組みは非常に基本的なものですが、「どの支出が必要経費に該当するのか」という判断は実務上しばしば問題となります。例えば、仕事に関係する支出であっても、私的な要素が含まれて...
税理士

所得税とは何か ― 日本の基幹税の仕組み

日本の税体系の中で、中心的な役割を担っている税の一つが所得税です。所得税は、個人の所得に応じて課税される税であり、国の主要な財源の一つとなっています。給与所得者であれば給与から源泉徴収され、事業を営んでいる人であれば確定申告によって納税する...
FP

住宅と税制 ― 住宅ローン減税は本当に必要なのか

住宅を購入する際、日本では税制による支援が用意されています。その代表例が住宅ローン減税です。住宅ローン減税は、住宅ローンを利用して住宅を取得した場合に、一定期間にわたり所得税などの負担が軽減される制度です。この制度は長年にわたり住宅政策の柱...
税理士

税理士会相談事例から見る税務判断 ― 実務で迷う三つの論点

税務実務では、条文だけを読んでも判断が難しい場面が少なくありません。税法は体系的に構成されていますが、実際の取引や経済活動は必ずしも条文の想定どおりに進むわけではないからです。そのような実務上の疑問に対して、税理士会には会員からの相談が寄せ...
税理士

譲渡所得の計算と消費税 ― 税込経理と税抜経理の違い

不動産を売却した場合、その売却益には所得税が課税されます。このとき計算される所得が「譲渡所得」です。譲渡所得の計算自体は比較的シンプルな式で求められますが、実務では思わぬ論点が生じることがあります。その一つが、消費税の扱いです。特に、不動産...
税理士

事業所得の損失は退職所得と相殺できるのか ― 損益通算の限界

所得税には、複数の所得がある場合に利益と損失を相殺できる「損益通算」という仕組みがあります。例えば、不動産所得が赤字で給与所得がある場合には、その赤字を給与所得と相殺して所得税の負担を軽減することができます。しかし、すべての所得が自由に損益...
FP

金投資は現物かETFか――税制とコストから考える貴金属投資の選び方

物価上昇や地政学リスクの高まりを背景に、金(ゴールド)への関心が高まっています。金は古くから「安全資産」と呼ばれ、株式市場が不安定な局面やインフレ局面で資金が流入する資産として知られています。実際、近年は中東情勢の緊張や世界的なインフレを背...
税理士

食事支給はなぜ「超えたら全額課税」なのか― 源泉所得税から見る現物給与の設計思想 ―

企業が従業員に食事を支給する場合、その取扱いは一見すると単純に見えます。しかし、源泉所得税の世界では、一定の条件を超えると「超えた部分だけ」ではなく「全額」が給与課税の対象になるという独特の構造が採られています。令和8年度税制改正大綱では、...
副業

【総集編】副業×節税〜税金の基礎から青色申告・種類別戦略・法人化判断まで一冊で分かる完全ガイド〜

副業が一般化した今、会社員であっても複数の収入源を持つことは珍しくありません。その一方で、「確定申告の必要性」「経費の範囲」「青色申告の使い方」「法人化の判断基準」など、税務に関する疑問は多岐にわたります。本総集編では、全5回で解説した内容...