政策

FP

東京一極集中と税収偏在是正論──国益とは何か、地方自治とは何か

東京一極集中を巡る議論は、長年、日本の政策課題として繰り返されてきました。2026年度税制改正大綱では、法人事業税等を通じた税収偏在是正策が改めて盛り込まれ、国から地方への再分配を強化する方向性が示されています。こうした中、東京都知事が日本...
FP

家計負担にメリハリはつくのか 2026年度診療報酬改定と社会保障費の行方

2026年度予算案が閣議決定され、医療・介護・年金といった社会保障分野での政策の方向性が示されました。なかでも注目されるのが、2026年度の診療報酬改定です。今回の改定は、診療報酬全体で12年ぶりのプラス改定となり、医療従事者の処遇改善を前...
政策

中小企業政策は「賃上げ要請」から「成長伴走」へ

2026年度予算に向けて、中小企業政策の軸足が少しずつ変わりつつあります。日本経済新聞が報じた経済産業省の中小企業向け予算案では、賃上げの直接的な要請だけでなく、技術開発や産学連携、取引環境の是正といった「成長の土台づくり」に重点が置かれて...
FP

年金改定4年連続プラスでも「実質目減り」が続く理由

2026年度の公的年金額は、前年度比2.0%の引き上げとなる見通しです。表面上は4年連続のプラス改定となりますが、実際には給付水準は4年連続で実質的に目減りします。その理由は、マクロ経済スライドが4年連続で発動されるためです。年金額が増えて...
政策

介護報酬改定で何が変わるのか 2026年臨時改定と「月1.9万円賃上げ」の意味

介護分野では人手不足が常態化しており、現場を支える職員の処遇改善は長年の課題とされてきました。こうした中、政府は2026年度に予定外の「臨時の介護報酬改定」を行い、介護職員の賃金を最大で月1万9,000円引き上げる方針を示しました。本来、介...
政策

トランプ関税と対米投資5500億ドル――国債で保証するという選択

トランプ米政権による高関税政策を背景に、日本政府は関税引き下げを求める交渉材料として、5500億ドル規模の対米投資を約束しました。金額に目を奪われがちですが、注目すべきはその「中身」です。今回の対米投資は、単なる民間投資の促進ではなく、政府...
FP

OTC類似薬の追加負担とは何か ― 医療費抑制策の中身と家計への影響

医療費の増加と現役世代の保険料負担の重さは、社会保障制度全体の大きな課題となっています。こうした中、政府は市販薬と成分や効果が似ている医療用医薬品、いわゆる「OTC類似薬」について、保険適用は維持しつつも患者に追加の自己負担を求める制度を導...
FP

高額療養費制度と70歳以上の「外来特例」縮小をどう読むか

医療費の自己負担を一定額までに抑える高額療養費制度は、長年にわたり家計のセーフティネットとして機能してきました。とりわけ70歳以上については、外来医療費に限って月額上限を低く抑える「外来特例」が設けられており、通院中心の高齢者の負担軽減に大...
FP

高校授業料の無償化は何を変えるのか 2026年4月開始「就学支援金」拡充の全体像

2026年4月から、高校授業料の無償化が全国で本格的に実施されます。これまで段階的に進められてきた高校生向けの就学支援金制度が拡充され、私立高校を含めて実質的な授業料無償化が実現します。本制度は「教育にかかる家計負担の軽減」を大きな目的とし...
FP

子育て支援金は「実質負担なし」なのか――2026年4月から始まる新たな社会保険方式をどう読むか

2026年4月から、「子ども・子育て支援金」の徴収が始まります。会社員で年収800万円の場合、月767円が給与から天引きされる見通しです。年収に応じて負担額が決まり、独身かどうか、子どもがいるかどうかにかかわらず、同じ年収であれば同額を負担...