kikumoto_admin

FP

税制の「簡素化」はなぜ実現しないのか

税制改革が語られるたびに、「簡素・中立・公平」という言葉が掲げられます。なかでも「簡素化」は、多くの人が直感的に賛成しやすい目標です。しかし現実には、税制は年々複雑さを増し、例外や特例が積み重なっています。なぜ税制の簡素化は、繰り返し唱えら...
FP

税制改正はなぜ毎年「つぎはぎ」になるのか

日本の税制改正は、毎年のように手が加えられています。しかし、その内容を振り返ると、制度全体を見直す大改革よりも、控除の微調整や期限延長、例外規定の追加といった「つぎはぎ」に見える改正が目立ちます。なぜ税制改正は、毎年このような形になりやすい...
FP

税制改正における少数与党・連立政党の影響力

税制改正は、政府・与党が主導して決めるものというイメージが強い分野です。しかし、与党が単独で国会を安定的に運営できない「少数与党」や、複数政党による「連立政権」のもとでは、税制改正の意思決定構造は大きく変わります。本稿では、税制改正という制...
FP

維新の税制改正要望は「成果づくり」か「存在証明」か

日本維新の会が、連立政権入り後に税制改正をめぐる要望を前面に打ち出しています。高校生扶養控除の維持やひとり親控除の拡充など、一見すると家計支援色の強い項目が並びましたが、その背景には連立参加の成果が見えにくいという事情があります。本稿では、...
FP

補正予算18.3兆円は何を相殺したのか 財政拡張と利上げがぶつかる日本経済

2025年度補正予算が成立し、一般会計の規模は18兆円を超えました。コロナ禍後では最大規模となる財政出動です。一方で、日本銀行は金融緩和の正常化を進め、追加利上げが確実視されています。本来、財政と金融は景気や物価に対して補完的に機能すること...
FP

スタートアップ政策はなぜ成果が見えにくいのか――曖昧な定義が生む「エビデンス不全」の問題

政府は2022年に「スタートアップ育成5か年計画」を打ち出し、資金調達額や企業数について野心的な数値目標を掲げました。スタートアップを成長戦略の中核に据える姿勢は明確ですが、近年、その政策効果が見えにくいという指摘が相次いでいます。背景にあ...
FP

EV重量課税は「脱炭素」の終わりではない――2028年導入の新自動車税制をどう読むか

政府・与党は、2028年5月から電気自動車(EV)に対し、車両重量に応じて新たな税負担を求める方針を示しました。EVはこれまで、脱炭素政策の中核として税制面でも優遇されてきましたが、今回の見直しは、その位置付けに一定の転換点が訪れたことを意...
FP

事業承継・M&A・税制改正をどうつなげて考えるか――制度に振り回されないための総合ガイド

事業承継を考えるとき、多くの経営者は「後継者はいるか」「税金はいくらかかるのか」「制度は使えるのか」といった個別の論点から検討を始めます。しかし、これらを個別に考えている限り、全体像は見えにくく、判断が遅れたり、選択肢を誤ったりするリスクが...
FP

税制改正を前提に事業承継を考えるという発想

事業承継を考える際、「今の制度でどう進めるか」に意識が集中しがちです。しかし、税制は毎年のように見直され、要件や扱いが変わることを前提に設計されています。この現実を踏まえると、事業承継は「固定された制度」に合わせるものではなく、「制度が変わ...
FP

「今回の改正は使えるか」をどう判断すべきか

税制改正が発表されるたびに、「この改正は使えるのか」「自社にも当てはまるのか」という問いが浮かびます。事業承継に関する改正は、制度の文言だけを見ると魅力的に映ることもありますが、実際に使うべきかどうかは別問題です。重要なのは、改正内容そのも...