自宅の家賃も…経費で落とせますか?

税理士
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<記載日:2025年7月6日>

私は「人生 100年時代」を考える時、定年後に起業することをお勧めしていますが、個人事業主やフリーランスとして起業した場合、どういったものが経費とすることが出来るのか…?
今回、そのあたりを一緒に見ていきたいと思います。

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まず、皆さんが個人事業主やフリーランスとして起業した場合、事業に関する費用は経費として利益から差し引いて、所得税を計算することになりますね…。

例えば、自宅を事務所として事業を始めました…。
その場合は…
水道光熱費とか…
携帯電話代とか…
パソコン代だとか…
自宅が賃貸の場合は家賃だとか…
こういった物も、経費にすることが出来ますね。

ただし、何でもかんでも経費にすることが出来る訳ではないですね…。
事業で使ったお金と個人で使ったお金の割合とかを決めて接分しないといけないですね…。
これを「家事接分」と言います。

この接分の仕方については、「これ!」って決まりがある訳ではないですね…。
こんな割合で事業に使っている!って説明ができる理由を考えないといけないですね…。
少なくとも、税務調査とかで聞かれた時に説明できるようにしておかないといけないですね…。

例えば、水道光熱費とかは…
事業で使った時間がどれくらいかで計算するんですかね…
例えば、平日8時間、自宅で仕事をしているって場合…
仮に月2万円かかって、仕事は平日8時間だけするってことだったら…
事業での使用時間(1週間):8時間✕5日間=40時間
総時間(1週間):24時間✕7日間=168時間
接分率:40時間÷168時間=23.8%(約24%)
経費にすることが出来る金額:2万円✕24%=4,800円
こんな感じですかね…。

携帯電話代とか、パソコン代だとかも同じような感じで良いかと思いますが、仕事専用の携帯電話だったら全額経費でも良いかと思いますね…。
パソコンも本当に仕事でしか使わないんだったら全額経費でも良いと思います…。

自宅が賃貸の場合の家賃は…
事業で使っているスペースの割合ですかね…。
例えば、家賃が10万円、居住スペースが60㎡、事業で使っているスペースが40㎡だとすると…
全体の中で、事業で使っているスペースは40%だから…
家賃10万円✕40%=4万円は経費に出来ますかね…。

その他、自動車関連の費用なんかは…
ガソリン代とか…
駐車場代とか…
車検代…
色々ありますよね…。
これらの費用は、事業で車を使った日数や時間、走行距離とかで接分比率を決めるんでしょうね…。

例えば、年間走行距離が 10,000kmで、事業で使用した走行距離は5,000kmの場合は…
5,000km÷10,000km=50%(半分)となるので、
ガソリン代が月 10,000円かかっているのであれば、半分の5,000円が経費となりますし、その他の費用も半分を経費とすることができますね…。

食事代とかの場合は…
取引先との食事だと会議費とか接待交際費とかに出来ますが…
1人での食事の場合は難しいですね…。

洋服代は…
なんか衣装代が必要な仕事であれば経費にできますが…
基本、経費は難しいですね…。

今回は、皆さんが個人事業主やフリーランスで起業した場合、どんなもんが経費で落とせるかを見ました。
次回は、個人事業主やフリーランスで起業する場合と、法人を設立する場合、どっちがお得かについて見ていきたいと思います。

次回以降も引き続き、よろしくお願いいたします。

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