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株高に惑わされるな――日本経済の「ジリ貧」を直視する

最近、日経平均株価が最高値を更新し、ニュースでは「日本株復活」という言葉が踊っています。ですが、一歩引いてデータを見れば、日本経済全体は「ジリ貧」の状況が続いているのが現実です。この記事では、2000年以降のデータを振り返りつつ、一般投資家...
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新しい個人投資家のまなざし ― 株高と共に広がる「応援」と「学び」 実践編

日経平均株価が4万5000円台に到達し、株式市場は最高値を更新し続けています。華やかな数字が並ぶ一方で、会場に集まる個人投資家たちの声は、必ずしも短期的な値動きに踊らされるものではありませんでした。先日、都内で開催されたIRフェアを歩き、個...
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自民党総裁選と「物価高対策」―各党の看板政策と財源の現実

物価高が続く中、自民党総裁選では「暮らしを守る」政策が次々と掲げられています。野党の主張を取り込む候補も目立ち、ガソリン税や所得税控除、消費税減税、給付金、教育費無償化といったメニューが並びます。しかし、こうした政策を全て実行しようとすれば...
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金価格2万円突破の“続報”ー売却から購入へ、若年層の参入、最低賃金との対比

1. 金価格2万円突破、その後の市場2025年9月29日、国内の金価格が初めて1グラム=2万円を超えました。田中貴金属工業の小売価格は2万18円。東京・銀座の「ギンザタナカ」には朝から数十人が列をつくり、モニターに表示された価格を見て「もっ...
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給付付き税額控除と物価高の行方

日本経済新聞社と日本経済研究センターが行う「エコノミクスパネル」調査は、第一線の経済学者が今後の政策や経済をどう見ているかを知る貴重な手がかりです。今回のシリーズでは、以下の3つの視点から読み解いてきました。給付付き税額控除(再分配と就労促...
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物価高と税制改革が暮らし・投資に与える影響と備え方

これまでの第1回・第2回では、経済学者の調査結果をもとに給付付き税額控除の導入議論物価高の持続と金融政策の行方を見てきました。今回は最終回として、これらの議論が 私たちの暮らしや投資にどう関わるのか、そして「いま何を準備しておくべきか」を整...
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物価高は続くのか?エコノミクスパネルにみる専門家の警戒感

「物価が上がり続けているのは一時的なのか、それとも長期的に続くのか?」暮らしに直結するこの問いに、明確な答えを出すのは簡単ではありません。2025年9月に公表された日本経済新聞社と日本経済研究センターによる「エコノミクスパネル」調査では、経...
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総集編:じっくり考えたい「お墓選び」──家族の安心のために知っておきたいこと

「お墓は自分が亡くなった後のことだから」と後回しにされがちです。ですが、お墓や供養の方法は 自分自身の意思を尊重するだけでなく、残された家族の負担を減らすためにも考えておくべきテーマ です。5回にわたって整理してきたポイントを、総集編として...
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第5回:なくさないでほしい「供養する心」

近年は「墓じまい」や「永代供養」「散骨」など、多様な供養の形が広がっています。その背景には「子どもに迷惑をかけたくない」という思いや、承継者がいない現実があります。確かに合理的で前向きな選択ですが、忘れてはいけないのは 供養の本質 です。供...
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第4回:墓じまいの現実と改葬の流れ

少子化や核家族化が進み、「お墓を継ぐ人がいない」という状況は珍しくなくなりました。そのときに選択肢となるのが 墓じまい です。さらに、別の場所にお墓を移す 改葬(かいそう) という手続きも発生することがあります。今回は、その流れと注意点を整...