税制改正

税理士

教育資金一括贈与終了後の代替設計編

教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置は、令和8年3月末で終了します。これまで最大1,500万円まで非課税で教育資金を移転できた制度は、祖父母世代からの資金支援の代表的な手段でした。しかし制度終了は、「教育資金をどう準備するか」を根本から...
税理士

住宅ローン減税「買うならいつか」判断軸整理編

住宅ローン減税が令和12年入居分まで延長されました。一方で、省エネ基準の厳格化や災害レッドゾーンの除外など、制度は「誰でも同じ」ではなくなっています。住宅取得は人生最大級の意思決定です。税制は背中を押す要素にはなりますが、判断の主役ではあり...
税理士

こどもNISAと教育資金設計の具体的シミュレーション

令和9年から創設されるこどもNISAは、教育資金準備の新たな選択肢となります。年間60万円、非課税保有限度額600万円という枠組みは、家計設計において無視できない規模です。しかし、投資は「制度があるから使う」のではなく、「目的に合うかどうか...
税理士

令和8年度税制改正で変わる住宅ローン減税とこどもNISA

令和8年度税制改正大綱では、個人の資産形成や住宅取得に関わる制度に大きな見直しが加えられました。住宅ローン減税は延長・拡充される一方で、対象の絞り込みも進みます。また、新たに「こどもNISA」が創設され、教育資金一括贈与の非課税措置は終了し...
政策

消費減税と給付付き税額控除は両立するのか――世論と財源から考える2026年の税財政論点

2026年2月の世論調査で、高市内閣の支持率は69%と高水準を維持しました。一方で、消費税減税をめぐる議論については、単なる減税ではなく「負担や給付削減も含めて議論すべき」との回答が76%に達しました。食品消費税ゼロという大胆な公約。給付付...
政策

消費税の原点と減税論のゆくえ――いま問われる「給付と負担」の再設計

衆院選を経て、食品の消費税率を2年間ゼロにする案が現実味を帯びています。物価高が続くなかで「減税」は分かりやすいメッセージです。しかし一方で、経済学者の多くは慎重な立場を示しています。消費税はなぜ導入されたのか。社会保障とどう結びついている...
税理士

人生100年時代の承継観――「残す」から「循環」へ

人生100年時代といわれるようになりました。老後は20年、30年に及び、かつての「引退後の余生」という発想は通用しなくなっています。そのなかで、相続や承継に対する考え方も変化が求められています。従来の承継観は、「できるだけ多く残す」ことに重...
税理士

相続制度は今後どう進化するか――高齢社会と資産偏在の時代に

日本の相続制度は、これまで「家族の財産承継」を基本理念として設計されてきました。しかし、社会構造は大きく変化しています。・少子高齢化の進行・未婚率の上昇・資産の高齢世代への集中・国際的な資本移動の拡大こうした環境の変化は、相続制度にも影響を...
税理士

配偶者居住権は将来見直される可能性があるか――制度定着と修正の行方

配偶者居住権は2020年に施行された比較的新しい制度です。創設の趣旨は明確でした。残された配偶者の住まいを守りつつ、相続分の柔軟な調整を可能にすること。しかし、制度が創設された後も、実務上の利用は限定的と指摘されています。では、配偶者居住権...
税理士

配偶者居住権は本当に使いやすい制度か――理論と実務の距離

配偶者居住権は、残された配偶者の居住を守るために創設された制度です。制度趣旨は明確です。住まいの確保を最優先にしつつ、相続財産の分割を柔軟にすること。しかし、制度が創設されたからといって、それが実務上「使いやすい」とは限りません。本稿では、...