決算・確定申告

会計

企業はなぜ「研究開発費」をやめてはいけないのか――中小企業・非製造業にも関係する本当の意味

いま経営が順調で、売上や利益も安定している。そのような状況にあると、研究開発への支出は後回しにされがちです。研究開発は成果がすぐに見えにくく、失敗の可能性もあります。とくに中小企業では、資金繰りを優先するあまり、研究開発費を削る判断が行われ...
会計

年次決算と生成AI――経理の仕事は「なくなる」のではなく「変わる」

生成AIの進化により、「いずれ経理の仕事はなくなるのではないか」という声を耳にすることが増えました。実際、仕訳入力や集計、定型的なチェック作業の多くは、すでに自動化の対象になっています。しかし、年次決算や内部統制、監査対応といった領域に目を...
会計

株主から出資を受けたときの会計処理を整理する――資本金だけではない「資本剰余金」の考え方

会社を設立したり、増資を行ったりすると、株主から出資を受ける場面が生じます。このとき、多くの方が「出資=資本金」と考えがちですが、実務では必ずしもすべてが資本金になるわけではありません。本記事では、株主から出資を受けたときの勘定科目について...
税理士

源泉徴収義務者の事務負担が増す中で、不納付加算税免除範囲はなぜ広がらないのか

所得税の源泉徴収制度は、我が国の税制の中でも特に重要な役割を担っています。給与や報酬の支払時点で税を徴収する仕組みは、徴税の確実性や行政コストの低さといった点で高く評価されてきました。一方で、その制度を現場で支えている源泉徴収義務者、すなわ...
税理士

家事関連費 業務の遂行上必要な部分の区分方法 水道光熱費・兼用パソコン・車両費用の考え方 

個人事業主やフリーランスの実務で、ほぼ必ず悩むのが家事関連費の扱いです。自宅兼事務所、事業用と私用を兼ねたパソコンやスマートフォン、さらには車両費用など、完全に事業専用とは言い切れない支出は少なくありません。家事関連費は、業務の遂行上必要な...
会計

ニデック会計問題から考える「不適切会計」が起きる構造と再発防止の視点

製造業大手のニデックを巡る不適切会計の疑いは、単なる一企業の問題にとどまらず、日本企業のガバナンス、監査、投資家行動の在り方を改めて問い直す事例となっています。第三者委員会の調査が続くなか、創業者の代表取締役辞任、監査法人による意見不表明な...
会計

臨時決算と連結分配規制──「連結で稼いでいるのに配れない」制度のゆがみ

上場企業の株主還元をめぐる議論は、近年ますます熱を帯びています。配当性向の引き上げや自社株買いの拡大は、日本株市場全体の評価を左右する重要なテーマです。そうした中で注目されたのが、アシックスが中間配当を実施するにあたり「臨時決算」を行ったと...
税理士

法人課税② 賃上げ促進税制の見直しと中小企業向け投資・研究開発支援の方向性

令和8年度税制改正では、法人課税の中でも「賃上げ」「人材投資」「成長分野への研究開発」という政策目的をどう継続・整理するかが大きなテーマとなっています。第2回では、賃上げ促進税制の期限整理と要件強化、中小企業向け特例の扱い、さらに少額減価償...
税理士

家事関連費 申告前セルフ点検チェックリスト(保存版)

家事関連費は、申告実務において「処理して終わり」ではなく、「説明できて初めて完成する」費用です。税務調査では、帳簿の金額そのものよりも、なぜ経費にしたのか、なぜその割合なのかが確認されます。本稿では、申告前に自分自身で確認しておきたいポイン...
税理士

家事関連費・調査対応フレーズ集(そのまま使える説明文)

家事関連費に関する税務調査では、専門的な条文解説よりも、「実態を簡潔に、筋道立てて説明できるか」が重視されます。調査官の質問に対して、長く説明する必要はありませんが、要点を外した説明や感覚的な表現は、否認のきっかけになりやすいのが実務の現実...