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海外投資家と日本株 ― 出口戦略後の主役交代(第7回)

日銀がETF・REITの売却に踏み出し、株式市場の「政策依存」が後退しつつあります。では、その後の日本株市場を支えるのは誰か?答えのひとつが、海外投資家です。東証の統計では、売買代金に占める海外投資家の割合は6割前後と最大シェア。日銀の下支...
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出口戦略と日本株の未来 ― 政策依存から自立市場へ(第6回)

日銀がETF・REITの売却に踏み出し、異次元緩和の「最終出口」への道筋が明確になりました。これは単なる資産売却の話ではなく、日本株市場のあり方そのものを問い直す契機となります。これまで株式市場は「日銀が大株主」という前例のない構図の下で支...
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REITを“金利と不動産”で読み解く ― 分配の質と資本政策(第5回)

日銀が異次元緩和の出口戦略の一環として、REIT(不動産投資信託)の売却を決定しました。規模はETFに比べれば小さいものの、金利と不動産市場の動向に直結する商品であるため、私たち投資家や家計にも示唆があります。本記事では、REITを「金利」...
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金利・為替・物価の三角関係 ― 家計の実践ガイド(第4回)

日銀は金融政策の正常化を進めています。政策金利の据え置きが続く一方で、利上げ論も強まっており、為替や物価に直結する局面に差し掛かっています。金利・為替・物価は三角関係のように絡み合い、私たちの家計や資産運用に影響を与えます。本記事では、その...
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ETF大株主からの“離陸” ― ガバナンス・需給の長期影響(第3回)

日銀が保有するETF・REITの売却を決めたことで、「日銀が日本株の大株主である状態」からの離陸が始まろうとしています。ETFを通じて日銀は、東証プライム市場全体の時価総額の約8%に匹敵する株式を握っているとされ、年金基金(GPIF)を上回...
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日銀、ETF・REIT売却へ(第2回)― 「最終出口」の全体像と、市場・家計への実務的インパクト

「日銀、ETFとREITを売却へ ― 金融政策の転換点」(第1回)では、日銀がETF・REITの売却方針を決めたニュースを整理しました。第2回の今回は、売却の開始時期・ペース・柔軟性をもう一歩踏み込んで解説し、市場と家計にとっての実務的ポイ...
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資産二極化社会で私たちができること

― 個人・家庭・社会、それぞれの行動のヒント ―これまで5回にわたり、家計金融資産の過去最高更新(2239兆円)というニュースの裏側にある「高齢者世代の資産二極化」を見てきました。資産ゼロ世帯の増加、資産を築いた世帯の特徴、社会全体への影響...
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二極化時代に求められる資産形成のヒント

これまでの記事では、家計の金融資産が過去最高を更新する一方で、高齢者世代を中心に「資産ゼロ」と「資産3000万円以上」の二極化が進んでいる現状を見てきました。この流れは個人の老後生活だけでなく、社会全体にも大きな影響を及ぼします。では、私た...
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高齢者の資産二極化が社会全体に与える影響

これまでの回では、家計の金融資産が過去最高を更新する一方で、60代以上の世帯の間で「資産ゼロ」と「資産3000万円以上」という二極化が進んでいる現状を見てきました。今回は、この二極化が社会全体にどのような影響をもたらすのかを考えてみます。1...
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資産を築いた世帯の特徴 ― 3000万円以上の世帯はなぜ増えたのか?

日銀の統計によれば、家計の金融資産は2239兆円と過去最高を更新しました。その内訳をみると、3000万円以上の資産を持つ世帯の割合は2024年時点で16.8%と微増しています。全体としては「資産ゼロの世帯」が増える一方で、一定数の世帯は着実...