人生100年時代

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相続税は不公平なのか――再分配と1億円の壁

相続税について語られるとき、必ずと言ってよいほど聞かれるのが「不公平ではないか」という声です。一生懸命働き、節約し、子どものために残した財産に税金がかかることに、納得しにくい気持ちを抱くのは自然なことです。一方で、相続税は「格差を是正する税...
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相続される財産はどう変わったのか――土地から金融資産へ

相続税の話になると、「土地をたくさん持っている家が払うもの」というイメージを持つ方は今も多いかもしれません。確かに、かつての相続では土地が中心でした。しかし現在、相続される財産の中身は大きく変わっています。現預金や有価証券など、金融資産の存...
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なぜ相続税の課税対象は広がったのか――制度改正と資産価格上昇の現実

相続税の話題に触れると、「うちは関係ない」「資産家の話でしょう」と感じる方は少なくありません。しかし近年、その認識は少しずつ現実とずれ始めています。実際には、特別にぜいたくな暮らしをしてきたわけではなくても、相続税の課税対象になるケースが増...
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大相続時代に広がる相続税――「一部の富裕層の税」は過去のものに

相続税というと、かつては「資産家だけが関係する税金」という印象が強くありました。しかし近年、その前提は大きく揺らいでいます。地価や株価の上昇、相続税の基礎控除縮小、そして少子化の進行が重なり、相続税の課税対象は着実に広がっています。相続税収...
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ゴルフ会員権に忍び寄る構造変化 年会費引き上げが示す「会員制モデル」の転換点

国内ゴルフ場で、年会費の引き上げが一気に広がっています。2026年に年会費を引き上げるゴルフ場は過去最多となり、会員権相場は下落基調に入りました。一見すると、単なる物価高や人件費上昇への対応のように見えますが、その背景にはゴルフ場経営モデル...
人生100年時代

成長率「地方>東京」は実現できるのか――政府の地方創生戦略案を読み解く

政府は2029年に、地方の経済成長率が東京圏を上回ることを目標とする地方創生の総合戦略案を打ち出しました。東京一極集中を是正し、地方の自立的な成長を実現するという方向性自体は、これまでも繰り返し掲げられてきました。しかし今回は、成長率という...
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介護保険「2割負担」拡大はなぜ持ち越されたのか――給付と負担の調整が直面する現実

介護保険制度をめぐる見直し議論が、再び難しい局面を迎えています。厚生労働省は2025年12月、介護サービス利用料の「2割負担」対象拡大について、年内結論を見送る方針を示しました。制度の持続可能性を高める必要性が指摘される一方、高齢者の生活へ...
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高額療養費制度はどう変わるのか 年収200万円未満への配慮と「応能負担」への一歩

医療費の自己負担が一定額を超えた場合に、家計への影響を抑える仕組みとして高額療養費制度があります。この制度について、厚生労働省は2025年12月、低所得層への配慮を強める一方で、月ごとの負担水準を見直す方向性を示しました。今回の見直しは、制...
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市販類似薬の改革は腰砕けでいいのか

医療費の増加と現役世代の保険料負担の重さは、もはや一時的な問題ではありません。高齢化の進展や医療技術の高度化により、医療保険制度の持続性そのものが問われています。こうした中で注目されてきたのが、市販薬と成分や効能が近い「OTC類似薬」の取り...
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国債発行、5年に1度の壁――「責任ある積極財政」が試される局面

2026年、日本の財政運営は一つの重要な節目を迎えます。赤字国債の発行を可能にする特例公債法の期限が切れ、5年に1度の更新時期が到来するためです。この法律が成立しなければ、政府は赤字国債を発行できず、予算が成立しても財源不足という異例の事態...