税金

税理士

貸倒損失の認定リスク ― 「回収不能」とは何か― 調査官の指摘 vs 会社の言い分⑥

貸倒損失は、損金算入の要件が厳格に定められている科目です。「実際に回収不能かどうか」の判断を誤ると、損金否認や修正申告に直結します。令和7年度 全国統一研修会では、担保付き債権・長期未回収・引当金の取扱いなど、調査官との見解が分かれる実例が...
税理士

役員退職金の損金算入タイミング― 調査官が見る“実質支給日”の判断(調査官の指摘 vs 会社の言い分⑤)

退職金は「功労の最終評価」として会社・経営者にとって重要な支出ですが、税務上は損金算入時期や支給の実質性をめぐって否認されるケースが後を絶ちません。今回は、令和7年度 全国統一研修会資料から、代表的な3つの事例を取り上げます。① 一部未払い...
税理士

役員給与の税務判断 ― 定期同額と家族手当の落とし穴― 調査官の指摘 vs 会社の言い分④

役員給与は、法人税の世界で最も頻出する論点の一つです。「少しの増減」や「福利厚生的な支出」が、思わぬ否認リスクを生むことがあります。令和7年度の全国統一研修会では、「定期同額給与」「役員の人間ドック」「家族手当」など、実務で混乱しやすいテー...
税理士

「1人1万円の壁」交際費の線引きと税務リスク― 調査官の指摘 vs 会社の言い分③

交際費は、調査官との攻防が最も多い論点のひとつ。「これは会議費です」「いや交際費です」と見解が分かれるケースは、毎年のように税務調査で繰り返されています。令和7年度の全国統一研修会資料では、飲食費の1人1万円基準を中心に、「相手方」「負担割...
税理士

修繕費か?資本的支出か?― グレーゾーンを読み解く実務判断(調査官の指摘 vs 会社の言い分②)

「修繕費にしたらダメなんですか?」「これ、資本的支出じゃないですか?」税務調査で最も頻出するのがこのやりとりです。支出内容が「現状維持のため」か「価値を高めるため」か、判断ひとつで損金算入できるかどうかが変わります。令和7年度 全国統一研修...
税理士

調査官の指摘 vs 会社の言い分 ― 減価償却をめぐる攻防から学ぶ実務ポイント

東京税理士会が開催された「令和7年度 全国統一研修会 ~調査官の指摘 vs 会社の言い分~」は、実務の現場で起こる“調査官と会社の見解のズレ”を題材に、法人税の重要論点を整理する研修でした。本研修では、減価償却・修繕費・役員給与・退職金・貸...
FP

「年収の壁」を正しく理解する ― 税と社会保険の違い、2025年改正でどう変わる?

「年収の壁」という言葉を耳にする機会が増えました。パートタイムや短時間勤務で働く人が「このラインを超えると手取りが減る」と言われ、働く時間を調整する――いわゆる“働き控え”を生む原因としてもよく取り上げられます。しかし実際のところ、この「壁...
FP

「価格転嫁支援 × 税理士」実務チェックリスト――原価上昇時代の中小企業をどう支えるか

■ 1.なぜ“価格転嫁支援”が税理士に求められるのか原材料・人件費・エネルギーコストの上昇が続く中、中小企業の多くが「価格を上げたいが取引先に言い出せない」と悩んでいます。しかし、価格転嫁をためらえば、利益率の悪化設備投資・賃上げ余力の喪失...
FP

【地域実践編】関東から見る「よろず支援拠点×専門家連携」の最前線――埼玉・栃木・千葉に学ぶ、地域密着型の伴走支援

全国で相談件数が過去最高を更新する中、関東・山梨でも「よろず支援拠点」の活用が急速に進んでいます。2019〜2024年度の相談件数増減率では、埼玉県が2.9倍、栃木県が2.1倍と大きく伸びました。減少は東京都(9.6%減)のみ。地方圏での支...
FP

よろず支援拠点 × 税理士・FP連携マップ―― 支援フェーズ別の関与モデル図で見る “伴走の実務”

■ 全体構成イメージ[創業期] ───▶ [成長期] ───▶ [再生期] ───▶ [承継・転換期] ↑ ↑ ↑ ↑ (FP主導) (税理士・FP協働) (税理士主導) (連携型支援)それぞれのフェーズで、よろず支援拠点のコーディネーター...