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自動車メーカー研究開発費の行方(第5回・最終回)未来を左右する研究開発費の使い道

1. 「CASE」の時代に求められる投資これまでのシリーズで見てきたように、国内完成車メーカー7社の研究開発費は2026年3月期に合計3兆9,440億円、売上高比率で3.9%にとどまります。海外勢の5〜7%に比べれば見劣りする数字ですが、重...
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自動車メーカー研究開発費の行方(第4回)国内メーカー vs 海外メーカー

1. 研究開発費比率で見る国内と海外の差研究開発費は「未来を切り拓く投資」です。その大きさは売上高比率で比較するのが一般的ですが、ここで国内メーカーと海外メーカーの違いが鮮明に表れます。国内メーカー(7社合計・2026年3月期)売上高比率:...
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自動車メーカー研究開発費の行方(第3回)各社の戦略と特徴

国内完成車メーカー7社の研究開発費は、2026年3月期に合計3兆9,440億円(売上高比率3.92%)に達する見通しです。前回は全体像を整理しましたが、今回はそれぞれのメーカーがどの分野に重点を置き、どう未来戦略を描いているのかを見ていきま...
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自動車メーカー研究開発費の行方(第2回)国内完成車メーカー7社の研究開発費(2026年3月期計画)

1. 7社合計で約4兆円、売上高比率は3.92%国内大手完成車メーカー7社(トヨタ・ホンダ・日産・スズキ・SUBARU・マツダ・三菱自動車)の2026年3月期の研究開発費は合計3兆9,440億円と見込まれています。前期比で2%増加ですが、売...
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自動車メーカー研究開発費の行方(第1回)研究開発費とは何か?なぜ重要なのか

1. 研究開発費とはそもそも何かニュースや決算資料を見ると「研究開発費」という言葉がよく出てきます。自動車メーカーに限らず、製薬、IT、電機など「未来の技術」で競う産業では必ず出てくる指標です。研究開発費には、次のような項目が含まれます。人...
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子ども・子育て支援金ってなに?会社員の保険料が0.24%上乗せへ

2026年4月から、会社員や公務員が加入する公的医療保険に「子ども・子育て支援金」が上乗せされる予定です。児童手当の拡充や妊娠・出産時の給付金などの財源を確保するためで、いわば「社会保険料の中に組み込まれる新しい仕組み」です。政府は「実質的...
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「自社株買い」ってなに? 2025年の株高を支える仕組みをやさしく解説

最近ニュースでよく耳にする「自社株買い」。東京証券取引所の発表によると、2025年度の上半期(4~9月)で企業が行った自社株買いの金額は過去最大の6兆円超になりました。これは、海外の投資家よりも大きな金額で、今や企業が「日本株の一番の買い手...
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外国人と東京 ― 一極集中のリアル(総集編)課題と希望をつなぐ「共生のビジョン」

このシリーズでは、東京の人口増加を支える外国人の存在を5回にわたって取り上げてきました。2024年、東京都の人口は約9万人増えましたが、そのうち 8割以上が外国人 によるものでした。新宿や豊島では20代前半の外国人比率が4割弱に達し、もはや...
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外国人と東京 ― 一極集中のリアル(第5回)2100年、5人に1人が外国人になる東京の未来と課題

江戸川区が出した将来推計によれば、2100年には区民の5人に1人が外国人 になるといいます。これは「遠い未来の話」に聞こえるかもしれませんが、すでに兆候は現れています。都全体で人口が増える中、その8割以上を外国人が占めているという現実。そし...
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外国人と東京 ― 一極集中のリアル(第4回)成功事例から学ぶ:インド人コミュニティの共生

東京都江戸川区・西葛西。東京メトロ東西線の駅を降りると、カレー店やインド食材店、ヒンドゥー寺院が目に入り、独特の国際色を感じます。この街は「リトル・インディア」と呼ばれ、いまや全国的にも知られる存在です。インド人が西葛西に集住するようになっ...