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税理士

税賠事故事例に学ぶ 消費税実務の落とし穴 第2部・納税義務編②事業年度変更は危険な選択肢― 還付を狙ったはずが免税に戻る ―

消費税の還付を受けるために原則課税へ切り替えようとした結果、思わぬ形で納税義務そのものを失ってしまう。一見すると矛盾しているようですが、実務では実際に起きているトラブルです。全国統一研修会で紹介された税賠事故事例では、事業年度の変更という選...
税理士

税賠事故事例に学ぶ 消費税実務の落とし穴 第2部・納税義務編①課税期間を短縮すると何が変わるのか― 基準期間は「短縮されない」 ―

消費税実務では、「課税期間」と「基準期間」を混同したことによる判断ミスが後を絶ちません。特に、課税期間を3か月や1か月に短縮している事業者では、「短縮したのだから基準期間も短くなるはずだ」と誤解し、納税義務の判定を誤るケースが見られます。全...
税理士

税賠事故事例に学ぶ 消費税実務の落とし穴 第1部・届出編③法人でも起きる届出ミス― 設立・休眠・再開時の消費税判断 ―

消費税の届出ミスというと、個人事業者特有の問題と捉えられがちですが、実際には法人でも同様、あるいはそれ以上に判断を誤りやすい場面があります。特に、設立後しばらく実体のある事業を行っていなかった法人や、事業を再開・転換した法人では、「事業を開...
税理士

税賠事故事例に学ぶ 消費税実務の落とし穴 第1部・届出編②「事業を開始した日」の誤解― 個人事業の設備投資で還付を逃す瞬間 ―

個人事業者が設備投資を行う際、消費税の還付を受けられるかどうかは、事前の届出判断に大きく左右されます。中でも見落とされがちなのが、消費税法における「事業を開始した日」の考え方です。売上が発生した日や開業届を提出した日を基準に考えてしまうと、...
税理士

税賠事故事例に学ぶ 消費税実務の落とし穴 第1部・届出編① 簡易課税のままでは還付されない― 課税期間特例と不適用届出の分岐点 ―

消費税の実務では、「計算を間違えた」よりも、「届出の判断を誤った」ことによるトラブルの方が深刻になりがちです。特に、簡易課税制度を選択している事業者が多額の設備投資や不動産取得を行う場面では、届出書の提出時期を一日でも誤ると、消費税の還付を...
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【保存版・総まとめ】労働時間規制はどこへ向かうのか― 賃上げ・年収の壁・AI・社会保障・人材戦略を横断して考える ―

労働時間規制を巡る議論が、再び大きな注目を集めています。残業上限の引き上げや裁量労働制の拡大など、規制緩和を求める声は経営者の間で強まり、日本経済新聞の社長100人アンケートでも賛成が多数を占めました。しかし本シリーズで見てきたように、労働...
FP

【第5回】労働時間規制と人材戦略― 若手・中堅・高齢者の分断はなぜ生まれるのか ―

労働時間規制の見直しを巡る議論は、制度や生産性といった抽象的なテーマとして語られがちです。しかし、企業の現場で実際に起きているのは、より具体的な「人材の分断」です。若手には手厚い賃上げや柔軟な働き方が用意される一方で、中堅層は負荷が集中し、...
FP

【第4回】労働時間規制と社会保障改革― 年金・社会保険は「長く働く時代」に対応できているか ―

労働時間規制の見直しを巡る議論は、企業の生産性や人手不足対策として語られることが多くあります。しかし、労働時間を考える際に見落とされがちなのが、税や社会保障制度との関係です。実際には、どれだけ働ける能力や意欲があっても、制度上の制約によって...
FP

【第3回】年収の壁とAI活用が左右する労働供給― 労働力7000万人時代に残された制度課題 ―

日本の労働力人口は、人口減少が進む中でも拡大を続け、7000万人規模に達しようとしています。女性や高齢者の就労拡大、パートなど短時間勤務の増加がこの流れを支えています。一方で、労働時間の総量や働き方の質を見ると、制度的な制約が依然として大き...
FP

【第2回】賃上げ時代の到来と労働時間規制―「時間」から「付加価値」へ、日本企業は転換できるのか―

日本企業の賃金政策は、明らかに転換点を迎えています。日本経済新聞の社長100人アンケートでは、2026年の想定賃上げ率として「5%台」が最多となり、基本給を中長期で引き上げる方針を示す経営者は9割を超えました。かつての日本では、賃上げは好業...