「やっと確定申告を終えた!」とホッとしたのもつかの間、
提出後に「あ、控除を入れ忘れた」「数字を間違えていた」なんて気づくこともありますよね。
でもご安心ください。確定申告は提出したら終わりではなく、あとから修正する仕組みが用意されています。
修正申告とは?
提出した内容よりも税金が増えるケースで必要になるのが「修正申告」です。
たとえば、
- 申告漏れの収入があった
- 必要経費の計上を誤っていた
こうした場合は、本来より少なく納めていた税金を追加で納めることになります。
💡 ポイント
- 税務署に指摘される前に自分から修正申告をしたほうが加算税が軽減される場合があります。
- 提出期限を過ぎていても手続き可能です。
更正の請求とは?
逆に、税金を納めすぎていた場合は「更正の請求」ができます。
例としては、
- 医療費控除を申告し忘れていた
- 保険料控除の証明書を提出し忘れていた
- 源泉徴収票の記載を誤って入力してしまった
このような場合は、税金を多く払ってしまったことになるので、還付を受けることができます。
💡 ポイント
- 更正の請求には法定申告期限から5年以内という期限があります。
- 還付を受け忘れている人は、早めに手続きを検討すると安心です。
手続きの方法は?
修正申告も更正の請求も、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から作成できます。
e-Taxで再提出することも、紙に印刷して提出することも可能です。
まとめ:間違えてもやり直せる
確定申告は一発勝負ではありません。
「間違えていたらどうしよう…」と不安になる必要はなく、修正ややり直しの制度がきちんと用意されています。
💡 今回のポイント
- 税金が増えるとき → 修正申告
- 税金を納めすぎたとき → 更正の請求
- 更正の請求は5年以内、早めの対応が安心
👉 次回は、確定申告を終えた後に必要な「帳簿や書類の保存」についてお話しします。
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。
