確定申告をすると、場合によっては税金が戻ってくる(還付される)ことがあります。
医療費控除やふるさと納税、住宅ローン控除などを利用すると、還付申告になる人も多いでしょう。
ここでポイントになるのが、還付金を振り込んでもらう銀行口座です。
公金受取口座とは?
国が導入している「公金受取口座」とは、マイナンバーとひもづけてあらかじめ登録しておける本人名義の銀行口座のことです。
一度登録しておけば、
- 確定申告での還付金
- 各種給付金や補助金の受け取り
といった場面で、自動的にこの口座が使われます。
登録するメリット
1. 申告のたびに口座入力しなくていい
毎年、銀行名・支店名・口座番号を入力するのは意外と面倒。登録しておけば、その手間が不要になります。
2. 還付金を早く受け取れる
口座の確認作業が簡略化されるため、結果的に還付がスムーズになります。
3. 給付金の受け取りもスピーディ
過去にあった特別定額給付金のような制度が再び実施された場合にも、自動的にこの口座に振り込まれます。
登録できる口座の条件
- 本人名義の口座に限る
- ゆうちょ銀行の口座も利用可能(ただし一部制約あり)
- 登録後に別口座へ変更したい場合は、マイナポータルから再登録が必要
登録方法
公金受取口座の登録は、マイナポータルから行えます。
必要なものは以下のとおりです。
- マイナンバーカード
- マイナポータルアプリ(スマホ)またはICカードリーダー(PC)
- 登録したい銀行口座の情報
登録自体は数分で完了します。
まとめ:還付をスムーズに受け取る工夫を
確定申告は「やっと終わった!」で安心しがちですが、還付を受け取るまでが一連の流れです。
💡 今回のポイント
- 公金受取口座を登録しておくと、毎年の入力が不要になる
- 還付や給付金をスムーズに受け取れる
- 登録・変更はマイナポータルから簡単にできる
👉 次回は、もし申告に誤りがあった場合にどうすればよいか、「修正申告・更正の請求」について解説します。
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。
