1. 家計簿アプリは「どれを選ぶか」が大切
家計簿アプリは数多く存在しますが、AI機能をうまく活かすためには、自分の生活スタイルや目的に合ったものを選ぶことが重要です。
ここでは代表的なアプリを比較しながら、それぞれの特徴と選び方のポイントを解説します。
2. 「マネーフォワードME」:王道の総合型
- 強み:銀行口座、クレジットカード、証券口座など連携可能数が豊富。資産全体を見える化できる。
- AI活用:自動分類の精度が高く、長く使うほど正確になる。支出分析も細かい。
- 有料プラン:月額500円前後で連携可能口座数が増え、より詳細な分析も可能。
おすすめする人
家計管理だけでなく「資産全体を俯瞰」したい人。投資や保険も含めて管理したい人に最適。
3. 「Zaim」:シンプルで親しみやすい
- 強み:シンプルな画面設計で直感的に操作できる。レシート撮影機能が優秀。
- AI活用:食費や日用品など日常支出を細かく分類。
- 有料プラン:広告非表示やデータの長期保存などが可能。
おすすめする人
「難しい機能はいらない。シンプルに続けたい」という人。現金支出の多い人にも使いやすい。
4. 「Moneytree」:デザインと安定性
- 強み:シンプルでおしゃれなデザイン。データの安定連携に定評がある。
- AI活用:支出だけでなくポイントやマイルの管理もカバー。
- 有料プラン:月額数百円でデータ保存期間が無制限に。
おすすめする人
「見やすさ・使いやすさ」を重視する人。家計簿を“続ける習慣”にしたい人。
5. AI家計簿選びのポイント
アプリごとに強みが違うため、次の基準で選ぶと失敗しません。
- 連携の範囲:銀行・証券・電子マネーまで管理したいか?
- 操作性:日常的にストレスなく入力できるか?
- 料金:無料で十分か、有料プランを使う価値があるか?
- 目的:資産全体の把握か、日々の支出の管理か?
6. 実際の使い方シナリオ
例えば、
- 「まずはZaimで1か月記録してみて続きそうなら有料プランへ」
- 「資産管理も視野に入れるなら最初からマネーフォワードMEを選ぶ」
- 「見やすさ重視ならMoneytreeで習慣化を狙う」
といった形で、自分のライフスタイルにあわせて組み合わせてもよいでしょう。
7. AI家計簿は「選んで終わり」ではない
アプリを入れることが目的ではなく、あくまで「改善のためのツール」です。
- 月1回は診断結果を振り返る
- 支出の多い項目を決めて改善に着手する
- 浮いた資金を貯蓄・投資に回す
この一連のサイクルを繰り返すことで、家計は自然と健全化していきます。
まとめ
AIを活用した家計簿アプリは、選び方を間違えなければ強力な味方になります。
「自分に合う1本」を選び、毎月の見直しを習慣にすれば、数年後には確実に結果が見えてくるはずです。
(参考:日本経済電子版 2025年9月19日記事)
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。
