はじめての確定申告 e-Tax入門⑥ 申告後に何が起こるのか 還付金と納税の流れを整理する

税理士
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e-Taxで申告書を送信すると、「これで終わり」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、確定申告は送信した後にも重要な流れが続きます。

申告内容によっては還付金が振り込まれますし、納税が必要になる場合もあります。
この段階を正しく理解していないと、「いつ振り込まれるのか分からない」「納税を忘れていた」といった不安やトラブルにつながりかねません。

第6回では、e-Taxで申告した後に起こることを、還付と納税の両面から整理します。


申告後の基本的な流れ

e-Taxで申告書を送信すると、申告データは税務署に到達し、内容の確認が行われます。
この確認作業は自動処理と人の確認が組み合わさって進められます。

申告内容に問題がなければ、還付がある場合は還付手続きへ、納税が必要な場合は納税手続きへと進みます。
この間、申告者が特別な操作をする必要はありません。

ただし、税務署から確認の連絡が入ることもあります。
これは必ずしも誤りがあるという意味ではなく、内容確認の一環として行われる場合もあります。


還付金がある場合の考え方

確定申告で還付が生じる代表的なケースとして、医療費控除や寄附金控除、年の途中で退職した場合などが挙げられます。

e-Taxで申告した場合、紙で提出するよりも還付が早い傾向があります。
これは、申告データが電子的に処理されるためです。

還付金は、申告書に記載した金融機関口座に振り込まれます。
そのため、口座情報の入力誤りがないかは、申告時点でしっかり確認しておく必要があります。

還付の時期は一律ではありませんが、数週間から一か月程度を目安に考えるとよいでしょう。
ただし、申告内容や申告時期によっては、さらに時間がかかることもあります。


還付状況の確認について

還付金がいつ振り込まれるのか気になる場合、e-Taxの受付結果やメッセージを確認することで、ある程度の状況を把握できます。

「申告は受け付けられているか」「処理が進んでいるか」といった点は、e-Tax上で確認できる情報から読み取ることが可能です。

一方で、具体的な振込日が事前に表示されるわけではありません。
そのため、過度に頻繁な確認よりも、一定期間は待つ姿勢が現実的といえます。


納税が必要な場合の基本

確定申告の結果、税金を納める必要がある場合も少なくありません。
特に、副業や事業所得がある方は、納税が発生するケースが多くなります。

e-Taxで申告した場合でも、納税は別途行う必要があります。
申告書を送信しただけで自動的に引き落とされるわけではありません。

納税期限は原則として確定申告期限と同じ日です。
この期限を過ぎると、延滞税などが発生する可能性があります。


納税方法の選択肢

確定申告後の納税方法には、いくつかの選択肢があります。

代表的なものとして、金融機関やコンビニエンスストアでの納付、口座振替、キャッシュレス納付などがあります。
e-Taxを利用している場合、電子納税を選択することで、納税手続きもオンラインで完結させることが可能です。

どの方法を選ぶかは、納税額や自身の管理しやすさを基準に考えるとよいでしょう。
重要なのは、「申告」と「納税」は別の手続きであるという点を意識することです。


申告後に保管しておきたいもの

e-Taxで申告を終えた後は、次のような情報を保管しておくことが大切です。

・申告内容の控え
・受付番号や受信結果
・利用した資料の写し

これらは、後日内容を確認したり、問い合わせが必要になった場合に役立ちます。
紙での提出がなくなった分、自分でデータ管理を行う意識が重要になります。


結論

e-Taxによる確定申告は、送信して終わりではありません。
その後に続く還付や納税の流れを理解しておくことで、不安やミスを防ぐことができます。

第6回では、申告後に起こることを整理しました。
これで、e-Taxを使った確定申告の一連の流れは一通り把握できたことになります。

次回は、シリーズの総まとめとして、e-Taxを利用する際のポイントをチェックリスト形式で整理する予定です。
初めての方が最後に確認しておきたい内容をまとめていきます。


参考

・国税庁「確定申告特集」
・国税庁「e-Taxの概要」
・国税庁「納税の方法」


という事で、今回は以上とさせていただきます。

次回以降も、よろしくお願いします。

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