e-Taxを使った確定申告では、「確定申告書等作成コーナー」を利用して申告書を作成するのが基本となります。
この作成コーナーは、入力内容に応じて画面が切り替わり、質問に答える形で申告書を完成させていく仕組みです。
一方で、「どこから入力すればよいのか分からない」「画面が多くて不安」という声もよく聞かれます。
第3回では、確定申告書等作成コーナーを使った申告書作成の全体像を整理し、流れを理解することを目的とします。
確定申告書等作成コーナーの位置づけ
確定申告書等作成コーナーは、申告書を作成するための専用画面です。
e-Taxは「提出の方法」であり、作成コーナーは「申告書を作る場所」と考えると分かりやすくなります。
この作成コーナーを使えば、紙の申告書と同じ内容を、画面上で入力する形で作成できます。
作成後、そのままe-Taxで送信することも、紙で印刷して提出することも可能です。
作成を始める前に確認すること
作成コーナーに進むと、最初にいくつかの選択画面が表示されます。
ここで重要なのは、次の点を落ち着いて確認することです。
・申告する税目(所得税など)
・提出方法(e-Taxか書面か)
・利用する認証方式
この段階で間違った選択をしても、途中で戻ることは可能です。
慌てずに画面の説明文を読みながら進めることが大切です。
申告書作成の基本的な流れ
確定申告書等作成コーナーでの作業は、大きく次の流れで進みます。
まず、申告する年分や提出方法を選択します。
次に、収入の種類に応じて入力画面が表示されます。
会社員の場合は、給与収入の入力から始まることが一般的です。
個人事業主や副業がある場合は、事業所得や雑所得に関する入力画面が追加されます。
その後、控除に関する入力に進みます。
医療費控除、社会保険料控除、寄附金控除など、該当するものを選択して入力します。
最後に、入力内容を基に税額が自動計算され、申告書全体の確認画面が表示されます。
入力画面で意識したいポイント
作成コーナーでは、入力欄の横に説明文が表示されます。
この説明文を読み飛ばさずに確認することが、ミスを防ぐ最大のポイントです。
金額の入力では、源泉徴収票や証明書をそのまま写す意識で進めます。
自分で計算する必要はなく、求められた数字を正確に入力することが重要です。
また、途中で保存することも可能です。
一度にすべて終わらせようとせず、区切りのよいところで保存しながら進めると安心です。
自動計算と確認画面の役割
確定申告書等作成コーナーの大きな特徴は、自動計算機能です。
収入や控除を入力すると、その内容に基づいて税額が計算されます。
ただし、自動計算だからといって、確認を省略してよいわけではありません。
計算結果だけでなく、入力した内容そのものが正しいかを確認することが重要です。
確認画面では、申告書の全体像を一覧で見ることができます。
ここで違和感がないかをチェックし、必要に応じて前の画面に戻って修正します。
申告書完成後の選択肢
申告書が完成すると、提出方法を最終的に選択します。
e-Taxを選択した場合は、そのまま送信手続きに進みます。
書面提出を選択した場合は、申告書を印刷して提出します。
同じ作成コーナーでも、提出方法によって最後の流れが変わる点に注意が必要です。
結論
確定申告書等作成コーナーは、確定申告を段階的に進めるための案内役のような存在です。
全体の流れを理解しておけば、画面の多さに戸惑うことはありません。
第3回では、申告書作成の流れと考え方を整理しました。
次回は、e-Taxを利用して申告書を実際に送信する手続きや、スマートフォンでの申告方法について解説します。
参考
・国税庁「確定申告特集」
・国税庁「確定申告書等作成コーナーのご案内」
・国税庁「e-Taxの利用手続」
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。
