第2回|解散株高と個人投資家の行動指針――熱狂相場で問われる判断力

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解散株高は、市場全体が一方向に動きやすい局面です。
株価が連日最高値を更新する中で、「乗り遅れてはいけない」という心理が強まります。

しかし、個人投資家にとって重要なのは、相場の勢いよりも自分の立ち位置を冷静に把握することです。

解散株高で起きやすい行動パターン

この局面では、次のような行動が増えがちです。

・値上がりを見てから参入する
・短期的な上昇を前提にポジションを膨らませる
・含み益が出ても利益確定を先送りする

これらは相場が上昇している間は問題になりません。しかし、材料出尽くしや調整局面では、損失を拡大させる要因にもなります。

イベント相場の本質

解散は「いつか終わる材料」です。
選挙結果が出た瞬間、あるいは政策期待が織り込まれた時点で、相場の関心は次のテーマへ移ります。

つまり、解散株高は中長期の成長トレンドとは異なり、時間制限のある相場だという点を意識する必要があります。

個人投資家が意識すべき3つの視点

第一に、投資目的の再確認です。
短期売買なのか、長期保有なのかで、取るべき行動は異なります。

第二に、リスク管理です。
含み益がある場合は、一部利益確定やリバランスを検討することも選択肢になります。

第三に、選挙後を見据える視点です。
選挙結果によっては、政策期待が剥落し、相場が調整する可能性もあります。

NISA・資産形成世代への示唆

積立投資やNISAを活用した資産形成では、解散株高に過度に反応する必要はありません。
むしろ、価格変動が大きい局面こそ、投資方針を守れているかを確認する機会になります。

イベント相場に振り回されるよりも、資産配分と継続性を重視する姿勢が、結果的に資産形成を安定させます。

結論

解散株高は、市場心理が強く表れる局面です。
だからこそ、個人投資家には冷静さと準備が求められます。

相場の熱狂に参加するかどうかは選択ですが、参加しないこともまた合理的な判断です。
重要なのは、相場がどちらに動いても納得できる行動を取れているかどうかです。

参考

日本経済新聞「解散株高、持続にハードル」2026年1月15日朝刊


という事で、今回は以上とさせていただきます。

次回以降も、よろしくお願いします。

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