会計

企業経営に欠かせない「固定費の適正化」――削減ではなく“最適化”という発想で、財務体質を強くする

企業経営では、売上の増減に目が行きがちですが、収益と同じくらい重要なのが「固定費」の見直しです。固定費を抑えられれば黒字を確保しやすくなり、財務体質の強化にもつながります。ただし、やみくもに「削減」するだけでは、思わぬ副作用が生じることもあ...
会計

はじめてのAI経理 ― 経理初心者でもできる「質問のコツ」

「AIを使えば経理業務がなくなる」そんな言葉を聞くようになって、もう10年。でも実際のところ、AIを上手に使える経理担当者ほど、仕事の幅はどんどん広がっています。今回は、はじめてChatGPTなどの生成AIを使う経理担当者が、どう質問すれば...
FP

はたらく人の“資本家化”入門― 給与だけじゃない、新しい「報われ方」を考える ―

日本の多くの働く人が、「給与はなかなか上がらない」と感じている一方で、株価はここ10年で2倍以上に上昇しました。いま、企業のあいだで静かに広がっているのが、「給与だけでなく、株式でも報いる」という新しい流れです。このシリーズでは、「働く」と...
FP

第5回 “全員投資家”の社会へ ― スウェーデンに学ぶ未来の働き方

■ 給与だけでなく「株でも報われる」社会「給与」と「株式」――。これまで別の世界にあった2つが、いまや一体化し始めています。丸紅や第一生命のように、働く人が自社の株主になる仕組みが広がるなかで、日本社会でも「社員が資本家になる」という意識の...
FP

第4回 自社株のリスクと賢い付き合い方―「働く」と「投資」が重なる時代の注意点

■ 「自分の会社の株を持つ」ブームの裏で近年、従業員持株会や株式報酬制度を導入する企業が急増しています。丸紅では社員の96%が持株会に加入、第一生命では全社員に株式報酬を導入。「会社の成長=自分の資産アップ」という構図が広がっています。けれ...
FP

第3回 会社から株でもらう報酬 ― 持株会・ストック報酬のしくみをやさしく解説

■ 「給与で働く」から「株で報われる」時代へ近年、給与明細を見ても“変わらない”と感じている一方で、企業の株価はぐんぐん上がっている――。「その差を埋める方法」がいま、静かに広がっています。それが、会社から“株式”で報酬をもらう制度です。給...
FP

第2回 ピケティの“r>g”をやさしく読む ― 資本で差がつく理由

■ 「働いても豊かになりにくい」時代?「昔より頑張って働いているのに、生活はそんなに楽にならない」「物価は上がっているのに、給料の伸びが追いつかない」そんな実感を持つ人は多いでしょう。でも、いま世界中の経済学者が同じことを指摘しています。―...
FP

第1回 「給料だけじゃない」時代へ ― 株式でもらう働き方が始まった

「おお、すごい上がってる!」大手商社・丸紅の社員がエレベーターの株価表示を見上げて驚いた――。2025年夏、日本経済新聞に掲載された一コマです。丸紅では、社員の96%が従業員持株会に加入しています。給与天引きで少しずつ自社株を積み立てる仕組...
FP

「仕組み債」に頼った運用からの脱却 ― 公益法人と“運用力”の時代

公益法人や学校法人が抱える課題のひとつに、「資産運用」があります。寄付金や会費、施設利用料だけでは維持できない組織が、限られた人員と知見の中でどう運用を行うか――。この問題は、今の「資産運用立国」日本の課題そのものを映しています。■ 旧「父...
税理士

「特定親族特別控除」で年末調整が変わる!大学生の子どもを持つ親が知っておきたいポイント

2025年の年末調整――例年以上に“慎重さ”が求められそうです。なぜなら、新設された「特定親族特別控除」がスタートするからです。この制度は、大学生年代(19歳以上23歳未満)の子どもを持つ家庭にとって大きな節税チャンスになる一方、子どもの収...