政策

インボイス制度と減税は両立するのか

衆院選を前に、消費税減税、とりわけ食料品の税率引き下げやゼロ税率を掲げる政党が相次いでいます。一方で、2023年から本格導入されたインボイス制度は、事業者にとってようやく運用が定着し始めた段階です。このタイミングで消費税減税が行われた場合、...
政策

減税に前のめりな衆院選――「市場の警鐘」が語られない理由

2026年衆院選が公示され、党首討論では消費税減税をめぐる議論が前面に出ました。与野党7党すべてが何らかの形で減税を掲げる一方、長期金利の上昇や財政膨張に対する「市場の警鐘」への言及は限定的でした。本稿では、今回の党首討論と各党の主張を整理...
FP

住宅から考える社会保障の再設計――年金世代・現役世代をつなぐ(総まとめ)

住宅価格の高騰、空き家の増加、医療費・介護費の膨張、社会保障費を巡る対立。一見すると別々の問題に見えるこれらのテーマは、実は一本の線でつながっています。本シリーズでは、「住宅」という視点から、年金世代・現役世代双方が直面している社会保障の構...
FP

年金世代が語りにくい社会保障本音論――「守られている側」の沈黙

社会保障を巡る議論では、しばしば「現役世代の負担」や「将来世代へのツケ」が語られます。一方で、実際に社会保障を受け取る立場にある年金世代の声は、意外なほど表に出てきません。不満を強く主張するわけでもなく、改革を求める声を上げるわけでもない。...
FP

社会保障費を減らす発想はなぜ嫌われるのか――「削減」ではなく「転換」の議論へ

社会保障費の増大は、日本の財政を考えるうえで避けて通れないテーマです。高齢化の進展に伴い、医療費や介護費、年金給付は年々増え続けています。こうした状況の中で「社会保障費を抑える必要がある」と言うと、多くの場合、強い反発が生まれます。なぜ、社...
FP

医療費を抑える一番安い方法は住宅だった――「治す前」にできる社会保障

医療費の増加は、長年にわたって日本の大きな課題とされてきました。高齢化の進展に伴い、医療・介護費は今後も増え続けると見込まれています。そのたびに「負担をどう分かち合うか」「給付をどう抑えるか」という議論が繰り返されてきました。しかし、医療費...
FP

在宅医療が進まない本当の理由は住宅にある――制度の隙間に置き去りにされた住環境

高齢化が進む中で、国は「可能な限り自宅で暮らし続ける」ことを医療・介護政策の基本方針として掲げてきました。在宅医療や訪問看護の充実は、その象徴です。しかし現実を見ると、在宅医療は期待されたほど広がっていません。医師や看護師の不足、家族の負担...
FP

住宅政策は医療・介護とどうつながるのか――「住まい」を社会保障として考える

医療、介護、年金は、社会保障の中核として一体で語られることが多い分野です。一方で、住宅政策はこれまで、経済政策や都市政策の文脈で扱われ、社会保障とはやや距離を置いて議論されてきました。しかし、年金世代の生活実態を見ていくと、住宅は医療や介護...
FP

年金世代に本当に必要な住宅支援とは何か――「買う支援」から「住み続ける支援」への転換

住宅政策というと、これまで長く「住宅を取得する人」を中心に設計されてきました。住宅ローン減税に代表されるように、若い世代が家を買いやすくすることが、住宅支援の主軸だったと言えます。しかし、人口構造が大きく変わり、持ち家率の高い年金世代が社会...
FP

年金世代から見た住宅ローン減税の違和感――「制度の外側」に置かれているという実感

住宅ローン減税は、住宅取得を後押しする代表的な政策として長く続いてきました。しかし、この制度を年金世代の立場から眺めると、どこか噛み合わない感覚を覚えます。それは「自分たちにはもう関係のない制度だから」という単純な話ではありません。住宅価格...