スムーズな確定申告は“準備”で決まる!

税理士
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<記載日:2025年8月17日>

前回、確定申告について、そもそも何ぞや?という話から、確定申告をした方が良い場合なんかについて、書かせていただきました。

今回は、初めて確定申告をされる方とかは、何を準備すれば良いのか…
そして、どのように申告すれば良いのか…
分からない方もいらっしゃいますよね。
そのあたりを書かせていただきます。

そうですよね…。
初めて確定申告をされる方は「確定申告って、結局、何を準備すればいいの?」って思いますよね…。
「必要な書類が足りない」「控除証明がどこかにいった」みたいなことがないように確認しておきましょうか…。

① まず押さえたい!確定申告に必要な3つの基本書類

どんな人でも、確定申告の際にまず必要になるのがこちらですね。
・マイナンバーカード or 通知カード+本人確認書類
・収入がわかる書類(源泉徴収票、収支内訳書など)
・控除証明書(保険料控除・寄附金・医療費など)

② 所得の種類ごとに違う「収入証明」

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所得の種類ごとに違う「収入証明」

③控除を受けるための証明書リスト

以下の控除を申請するなら、それぞれ証明書類の提出や添付が必要ですね。

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控除を受けるための証明書リスト

④書類が揃ったらどうする?

書類が揃ったら、以下の準備をしておくと申告がスムーズです。
・1年分の収入・経費・医療費などを Excelなどでまとめておく
・控除証明書を種類別にファイルにまとめる
・e-Tax で申告する場合は事前登録&マイナンバーカード対応機器を確認
・手書き提出なら「申告書用紙(A or B)」を準備(国税庁HP または税務署で入手可)

⑤申告時期直前になると「間に合わない」人続出!

よくある失敗パターン:
・控除証明書が見つからない
・医療費の領収書がバラバラ
・源泉徴収票を会社に再発行してもらうのがギリギリ

1月中に“書類だけでも”揃えておくと安心ですね。
まあ、確定申告の成否は、「書類準備の段階」でほぼ決まると言われますから…早めの準備を心掛けましょう!

続いて、確定申告の提出方法を見てみましょうか…。
最近では、スマホからの申告(e-Tax)も広まりつつありますが、いまだに「会場に行って紙で提出する」という人も少なくないですね…。
今回は、主な3つの申告方法(会場・郵送・e-Tax)について、それぞれの違いと選び方を見てみましょう。

①まずは申告方法の3つの選択肢

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申告方法の3つの選択肢

②税務署・申告会場で提出する方法

メリット:
・職員に相談しながら進められる
・控除や記入ミスにその場で気づける

デメリット:
・混雑・待ち時間が長い(特に2月末~3月)
・開催期間・時間が限られている
「確定申告が初めて」「内容が複雑で不安」という人には安心感がありますよね…。

③郵送で提出する方法

メリット:
・税務署に行かなくて済む
・手書きでもパソコンでも OK

デメリット:
・記入ミスや添付漏れに気づけない
・郵送後の修正は面倒(修正申告の手続きが必要)
控えを返送してもらうには、返信用封筒+切手+申告書のコピーを同封する必要がありますのでお忘れなく。

④ e-Taxでネット提出する方法

メリット:
・24時間いつでも提出 OK(締切日ギリギリでも大丈夫)
・添付書類の提出が省略できる場合もある
・還付が早く振り込まれる(2~3週間が目安)

デメリット:
・初期設定が少し面倒(マイナンバーカード、ICカードリーダー、パスワードなど)
・パソコンやスマホの操作に慣れていないと難しく感じる
スマホ対応も進み、マイナンバーカード+マイナポータル連携で手続きも簡単になりましたね…。
最近では iPhone や Androidでも申告可能になっていますよ。

⑤ 自分に合った申告方法はどれ?

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自分に合った申告方法はどれ?

⑥ 申告方法で迷ったら…

確定申告は、「正確に」「期限内に」出せれば方法はどれでもOKです。
大事なのは、自分のスキルや状況に合った方法を選ぶこと。
ネットが苦手でも郵送があります。
相談したい人は会場へ行けばいいかと思います。
今の自分に一番合うスタイルを選びましょう。

すみません…長くなってきましたね。
今回は、これくらいにさせていただきますね…。
次回で確定申告のお話は終わりますので、次回もよろしくお願いいたします。

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