確定申告書等作成コーナーで申告書を作成できたとしても、そこで終わりではありません。
最後に必要なのが、作成した申告書を税務署へ「提出」する手続きです。
e-Taxでは、申告書の送信も画面上で完結しますが、この段階で不安を感じる方も多くいます。
「本当に送信できているのか」「途中で止まったらどうなるのか」といった疑問は、初めての方ほど強く感じやすいものです。
第4回では、e-Taxによる申告書送信の流れと、スマートフォン申告の考え方を整理します。
e-Tax送信は申告の最終工程
e-Taxでの送信は、確定申告の最終工程にあたります。
申告書の内容が確定し、提出方法としてe-Taxを選択すると、送信画面へ進みます。
この段階で行うのは、主に次の三つです。
・本人確認
・送信内容の最終確認
・送信実行
作成コーナーで入力した内容が自動的に引き継がれるため、新たに入力する項目は多くありません。
本人確認の方法
e-Taxでは、申告者本人であることを確認するための手続きが行われます。
主な方法は、マイナンバーカードを利用した認証です。
マイナンバーカード方式の場合、カードに設定されたパスワードを入力し、電子証明書を用いて本人確認を行います。
この操作が完了すると、申告データに電子署名が付与されます。
ここで重要なのは、落ち着いて操作することです。
パスワードの入力間違いが続くと、カードがロックされる場合があります。
事前にパスワードを確認しておくことが、送信時のトラブル防止につながります。
送信前の最終確認
本人確認が完了すると、送信内容の最終確認画面が表示されます。
この画面では、申告書全体の概要が表示され、内容を再度確認できます。
ここで確認すべきポイントは次のとおりです。
・氏名や住所などの基本情報
・収入や控除の金額
・還付や納税の有無
自動計算されているとはいえ、入力内容が正しくなければ結果も正しくなりません。
「入力した覚えがない数字が出ていないか」という視点で確認すると、見落としを防ぎやすくなります。
申告書を送信する
最終確認が終わると、申告書を送信します。
送信操作自体は、画面の案内に従って進めることで完了します。
送信が正常に完了すると、受付結果が画面に表示されます。
この受付結果は、申告が税務署に届いたことを示す重要な情報です。
画面に表示された受付番号や受信結果は、後から確認できるよう保存しておくと安心です。
申告が完了した証拠として、大切な役割を持ちます。
スマートフォンでの申告の特徴
近年、e-Taxはスマートフォンからの申告にも対応しています。
スマートフォン申告の最大の特徴は、追加機器が不要な点です。
対応するスマートフォンであれば、マイナンバーカードをかざすだけで本人確認ができます。
パソコンやカードリーダを用意する必要がないため、申告のハードルは大きく下がっています。
一方で、画面が小さいため、長時間の入力には向きません。
スマートフォン申告は、会社員の医療費控除やふるさと納税など、比較的シンプルな申告に向いているといえます。
パソコン申告とスマホ申告の考え方
e-Taxは、パソコンとスマートフォンのどちらでも利用できます。
どちらが正解というわけではなく、自分の申告内容に合った方法を選ぶことが大切です。
入力項目が多い場合や、事業所得の申告がある場合は、パソコンの方が作業しやすいでしょう。
一方、入力項目が少なく、操作を簡単に済ませたい場合は、スマートフォン申告が便利です。
重要なのは、無理にスマートフォンにこだわらないことです。
途中で操作が難しいと感じた場合は、パソコンに切り替えるという選択も十分に考えられます。
結論
e-Taxによる申告書の送信は、確定申告の締めくくりとなる重要な工程です。
本人確認、内容確認、送信という流れを理解しておけば、過度に不安を感じる必要はありません。
スマートフォン申告も含め、e-Taxは年々利用しやすくなっています。
自分に合った方法を選び、落ち着いて操作することが大切です。
次回は、e-Taxでよくあるトラブルやエラーと、その対処法について整理します。
初めての方が特につまずきやすい点を中心に解説していく予定です。
参考
・国税庁「確定申告特集」
・国税庁「e-Taxの概要」
・国税庁「スマートフォンによる確定申告」
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。
