大学でも「学生の学習状況を客観的に観察する」取り組みが始まっています。
これは社会人の学び直しでも有効で、ケーススタディを分析することで学びの成功パターン・失敗パターンがはっきりと見えてきます。
本稿では、架空事例を使いながら、学び直しのリアルを分かりやすく紹介します。
ケース①:成功例
40代・経理職 Aさん
課題:仕事がルーティン化し、将来に不安
行動:
- 毎朝20分の学習を固定
- SNS発信を開始
- AI会計やインボイスの学びを実務に反映
- 学びを小冊子化し社内で共有
結果:
- 部署の中心メンバーとして評価
- 外部セミナーの依頼が増加
- 副業収入が発生
成功要因:小さな学び→小さな実践→発信の循環。
ケース②:失敗例
30代・営業職 Bさん
課題:キャリアチェンジをしたかった
行動:
- 学び始めるものの、動画を視聴するだけ
- ノートも取らず、実務にも反映せず
- 周囲に学んでいることを話さない
- 半年で挫折
失敗原因:アウトプットゼロ、目標不明、環境づくりなし。
ケース③:成功例
50代・管理職 Cさん
課題:部署のデジタル化が必要
行動:
- 週末にAI講座を受講
- 毎週1つだけ業務改善を実行
- チームに学びの内容を共有
- 実績を社内提案につなげる
結果:
- 部門の残業が20%減
- 社内でデジタル推進の責任者へ抜擢
成功要因:チーム巻き込みと“小さな改善”の積み重ね。
結論
学び直しの成功は、能力の差ではなく、行動の設計の差です。
ケーススタディに共通するのは、
- 時間の固定化
- 小さなアウトプット
- 周囲への宣言
- 学びを実務へ還元
- 継続の仕組み
この5つです。
出典
・日本経済新聞「東洋大、自己研さんに重点 オンデマンドで対面授業短く」
という事で、今回は以上とさせていただきます。
次回以降も、よろしくお願いします。
