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フラット35が2%を超えた意味をどう読むか――住宅ローン金利上昇局面で考える家計と制度の分岐点

2026年1月、長期固定金利型住宅ローンであるフラット35の最低金利が2.08%となり、制度開始以降、初めて2%の大台を超えました。金利水準だけを見れば「まだ2%台」と感じる方もいるかもしれませんが、住宅ローン市場全体で見れば、これは明確な...
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社会保障と税の一体改革が再始動する意味―「社保の国民会議」発足が示す制度転換の行方―

2026年1月、政府は社会保障改革を本格的に議論するための「国民会議」を発足させる方針を示しました。年頭記者会見で高市早苗首相が明らかにしたもので、与野党の枠を超えた超党派の協議体として設けられます。今回の国民会議の特徴は、社会保障単独では...
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動かぬ原油が株高を支える意味― 原油価格・インフレ・日本株の関係を整理する ―

2026年の大発会で日経平均株価は1,493円高と大幅に反発し、5万1,000円台を回復しました。米国株の上昇に加え、市場で注目されたのが原油価格の落ち着きです。中東情勢や地政学リスクが意識される局面で、原油価格が大きく上昇しなかったことが...
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税金の返し方は効率的に――積極財政の時代に問われる「分配の設計力」

2026年度予算では、国債発行額が約40兆円規模に達する見通しとなりました。税収の上振れがあったにもかかわらず、当初想定よりも大きな財政拡張が選択されています。物価高が続くなかでの積極財政は、多くの国民にとって歓迎されやすい政策です。しかし...
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上場企業の配当20兆円時代が家計にもたらすもの――株主還元強化は「追い風」か、それとも「分岐点」か

2026年3月期、上場企業の配当総額が初めて20兆円を超える見通しとなりました。配当は企業のもうけを株主に分配する仕組みであり、これまで日本企業は「内部留保を重視し、還元に消極的」と評されることも少なくありませんでした。しかし近年、その姿勢...
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日経平均株価はどこまで上がるのか――「5万3000円~6万円台」予想をどう読むか

2026年の日本株市場について、強気な見通しが相次いでいます。日本経済新聞によると、証券会社や銀行など金融機関11社が予想した2026年末の日経平均株価は、5万3000円から6万1000円の範囲に収まりました。全社が前年末水準や過去最高値を...
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広がる日本の経済格差 上位0.01%と中間層の分断はどこへ向かうのか

日本では近年、景気回復や株価上昇が語られる一方で、経済格差の拡大が静かに進んでいます。特に注目されているのが、所得上位層における「資産効果」による急速な富の集中と、低・中所得層の長期的な所得低下です。本稿では、日本経済新聞の記事を参考にしな...
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アルコール使用障害300万人時代④(保存版)税・社会保障・生活再建の視点から考える飲酒問題

アルコール使用障害は、医療や福祉の問題として語られることが多い一方で、生活全体への影響、特に「お金」と「制度」の問題として整理されることは多くありません。しかし実際には、飲酒問題は家計、税負担、社会保険、生活再建に直結します。この最終回では...
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アルコール使用障害300万人時代③ 治療できる病気なのに、なぜ支援につながらないのか

アルコール使用障害は、医学的には「治療の対象となる疾患」です。薬物療法や心理的支援、環境調整など、回復に向けた選択肢は複数存在します。それにもかかわらず、日本では多くの人が医療や公的支援につながらないまま、問題を長期化させています。今回の調...
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アルコール使用障害300万人時代② 家族と職場を静かに壊していく飲酒問題

アルコール使用障害は、本人の健康問題として語られることが多い疾患です。しかし実際には、影響は本人の内側だけにとどまりません。家庭、職場、人間関係、経済状況など、生活のあらゆる場面に波及していきます。今回の調査で、アルコール使用障害が疑われる...