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消費減税と給付付き税額控除は両立するのか――世論と財源から考える2026年の税財政論点

2026年2月の世論調査で、高市内閣の支持率は69%と高水準を維持しました。一方で、消費税減税をめぐる議論については、単なる減税ではなく「負担や給付削減も含めて議論すべき」との回答が76%に達しました。食品消費税ゼロという大胆な公約。給付付...
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消費税の原点と減税論のゆくえ――いま問われる「給付と負担」の再設計

衆院選を経て、食品の消費税率を2年間ゼロにする案が現実味を帯びています。物価高が続くなかで「減税」は分かりやすいメッセージです。しかし一方で、経済学者の多くは慎重な立場を示しています。消費税はなぜ導入されたのか。社会保障とどう結びついている...
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税収増時代に問われる「使い道」――減税か、社会保障か、将来投資か

物価上昇が続くなか、国の税収は7年連続で増加しています。令和8年度当初予算では、税収は83兆7350億円と過去最高を更新する見込みです。コロナ禍前の58兆円台と比べると、実に4割近い増加です。一方で、家計は物価高に苦しみ、実質賃金は伸び悩ん...
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円安・国債安は再燃するのか――積極財政とインフレの分岐点

衆院選で与党が大勝し、新政権の財政運営に市場の注目が集まっています。選挙直後、為替市場では円が乱高下し、国債市場では長期金利が高止まりしました。一時的に落ち着きを見せたものの、円と国債の下落懸念はなおくすぶっています。今回の市場の視線は、い...
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消費税減税の本質をどう捉えるか――再分配の欠陥と向き合う視点

消費税減税をめぐる議論が再び活発になっています。物価高対策としての即効性が注目される一方で、制度全体の再分配構造にどのような影響を与えるのかという視点は、必ずしも十分に共有されているとはいえません。いま問われているのは、単なる税率の上下では...
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消費税減税の財源として日銀ETFは本当に妥当か―「使えそうな資産」と「使ってよい財源」は違う ―

消費税減税を巡る議論では、常に「財源をどうするのか」が最大の論点になります。近年、その候補としてたびたび浮上するのが、日本銀行が保有する上場投資信託(ETF)です。時価約95兆円、含み益も巨額と聞けば、減税の原資に使えそうだと感じるのも無理...
政策

日銀ETFは「国の埋蔵金」なのか― 売却を巡る政治・財政・中銀の緊張関係 ―

日本銀行が保有する上場投資信託(ETF)の売却が始まりました。保有残高は時価で約95兆円に達し、含み益や分配金収入の大きさから、これまでもたびたび「国の埋蔵金」と呼ばれてきました。とりわけ最近は、消費税減税の財源や政府系ファンド構想と結びつ...
FP

高齢者負担をどう説明すれば社会的合意が得られるのか 反発を招かないための視点整理

社会保険料の上昇を抑えるために避けて通れないのが、高齢者負担の見直しです。しかし、このテーマは議論が始まるたびに強い反発を招き、結果として先送りされてきました。問題は「高齢者に負担を求めるか否か」ではありません。どう説明すれば、社会全体とし...
FP

社会保険料を下げるより「上げない」ために何を削るのか 現実的な社会保障改革の優先順位

社会保険料を下げてほしい、という声は多く聞かれます。しかし、これまで見てきたとおり、社会保険料を「明確に下げる」ことは現実的に極めて難しい状況にあります。その一方で、もう一つの現実的な目標があります。それは、これ以上、社会保険料を上げないこ...
FP

社会保険料は本当に下げられるのか 現実的に見た「下げられる余地」と限界

社会保険料を下げてほしい、という声は年々強まっています。賃金の伸びが限定的な中で、手取り収入が増えない最大の理由として、社会保険料を挙げる人も少なくありません。一方で、医療・介護・年金といった社会保障給付は増え続けています。この状況で、社会...