政策

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金利2%時代が現実に 長期金利上昇が示す日本経済の転換点

2025年12月、国内の長期金利がついに2%を超えました。新発10年物国債の利回りは一時2.1%まで上昇し、約27年ぶりの高水準となっています。同時に円安も進行し、為替・債券・株式市場がそれぞれ異なる反応を見せています。今回の動きは一過性の...
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蘇った「経済の体温計」──長期金利2%台が映す日本経済の転換点

日本の長期金利が19年ぶりに2%台に乗せました。かつては景気や物価、将来不安を映し出す「経済の体温計」と呼ばれた長期金利ですが、長年の金融緩和政策の下でその役割は弱まっていました。今回の上昇は、単なる金利変動ではなく、日本経済が新たな局面に...
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財源なき減税はなぜ問題なのか――2026年度税制改正大綱をどう読むか

2026年度の与党税制改正大綱では、家計や企業への配慮を前面に出した減税策が相次いで盛り込まれました。年収の壁の引き上げ、全業種を対象とした設備投資減税など、一見すると歓迎されやすい内容です。しかし、その一方で、減税に伴う財源の確保について...
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都の財布はなぜ狙われるのか――2026年度税制改正大綱と「税収偏在」論争を読み解く

2026年度の与党税制改正大綱において、「税収の偏在是正」が改めて明記されました。その中心的な対象となったのが東京都です。地方法人課税の再配分拡充や、固定資産税を巡る新たな偏在是正策の検討が盛り込まれたことに対し、東京都は強く反発しています...
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診療報酬3.09%引き上げは誰のためか――現役世代の負担はなぜ軽くならないのか

2026年度の診療報酬改定で、本体部分が3.09%引き上げられることが決まりました。30年ぶりの高水準とされ、医療機関の経営や医療従事者の賃上げを支える措置と説明されています。一方で、この改定は医療費全体を押し上げ、結果として現役世代の保険...
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政策金利0.75%でも「まだ緩和的」――日銀の利上げ継続と中立金利を読み解く

2025年12月、日本銀行は政策金利(無担保コール翌日物金利)を0.5%程度から0.75%程度へ引き上げました。30年ぶりの水準という表現が注目される一方で、植田和男総裁は記者会見で「実質金利は大幅なマイナス」「中立金利の下限にはまだ距離が...
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2026年度税制改正(総まとめ編)成長・分配・財政の三重構造をどう読むか― 今回の税制改正が示したもの

2026年度税制改正は、家計支援、企業支援、資産形成、富裕層課税、地方税制と、極めて広範な分野に及ぶ内容となりました。年収の壁の引き上げに象徴されるように、「手取りを増やす」ことが前面に出た改正でもあります。一方で、減税や優遇策が積み重なる...
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2026年度税制改正 第8回(地方税制編)都市と地方の税収格差は是正できるのか― 固定資産税という新たな論点

2026年度税制改正大綱では、家計支援や企業減税が注目を集めましたが、もう一つ重要な論点があります。それが、都市と地方の税収格差です。これまで、税収格差是正の議論は主に法人住民税や法人事業税を対象としてきました。今回、新たに浮上したのが、固...
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2026年度税制改正 第7回(財政・制度編)減税優先の代償― 財源なき税制改正はどこへ向かうのか

2026年度税制改正は、家計支援や企業支援を前面に打ち出した内容となりました。年収の壁の引き上げ、設備投資減税、研究開発減税、NISA拡充など、減税・優遇策が幅広く盛り込まれています。一方で、今回の改正を通じて繰り返し指摘されているのが、財...
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2026年度税制改正 第6回(資産形成編)NISA・暗号資産課税はどう変わるのか― 投資優遇と規制の境界線

2026年度税制改正では、家計支援や企業減税に加え、資産形成を巡る制度も大きく動きました。象徴的なのが、NISAの利用対象拡大と、暗号資産課税の見直しです。いずれも、投資を促す側面を持つ一方で、税制としての公平性や規律も強く意識されています...