ライフプラン

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家計金融資産2351兆円の意味 ― 「貯蓄から投資へ」は本当に進んだのか

日本銀行の資金循環統計によれば、2025年末時点の家計金融資産は2351兆円となり、過去最高を更新しました。前年比では5.3%増と、着実な増加が続いています。一見すると、日本の家計は順調に資産を増やしているように見えます。しかし、その中身を...
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08年型金融危機は再来するのか ― 見えないリスクとしてのプライベートクレジット

2008年の世界金融危機は、金融システムの脆弱性が一気に露呈した象徴的な出来事でした。その記憶は今なお市場参加者の中に強く残っています。足元では、中東情勢の緊迫による原油価格の変動と、ノンバンク領域における信用不安が同時に語られるようになっ...
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外国人に依存する年金制度の持続可能性 ― 見えにくい前提をどう考えるか

日本の年金制度は、少子高齢化の進行により持続可能性への懸念が長く指摘されています。その中で近年の財政検証では、給付水準の見通しが改善するという一見すると意外な結果が示されました。この背景には、女性や高齢者の就労拡大と並んで、外国人労働者の増...
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退職金課税の仕組みと今後の改正リスク ― 優遇税制は見直されるのか

退職金は、税制上きわめて優遇された所得として扱われています。同じ1,000万円を受け取る場合でも、給与や事業所得と比べて税負担は大きく異なります。この優遇は長年にわたり維持されてきましたが、近年は制度見直しの議論が活発化しています。働き方の...
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退職金制度崩壊と資産形成の再設計 ― 終身雇用後のマネープランを考える

日本の資産形成は、長らく「会社に任せる仕組み」に支えられてきました。その中心にあったのが退職金制度です。終身雇用を前提に、長く勤めるほど退職金が増える仕組みは、老後資金の中核として機能してきました。しかし近年、この前提が大きく揺らぎ始めてい...
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人生100年時代の資産形成戦略 ― 分散・長期投資の本質を読み解く

人生100年時代という言葉は、もはや特別なものではなくなりました。平均寿命の延びにより、現役期だけでなく、引退後の生活が長期化しています。一方で、物価上昇や社会保障の変化を背景に、将来に対する不安は確実に高まっています。こうした環境の中で、...
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退職金廃止は何を意味するのか ― 後払い賃金モデルの転換

日本企業の雇用慣行において、退職一時金は長年にわたり重要な役割を果たしてきました。しかし、王子ホールディングスが新卒社員を対象に退職一時金を廃止し、その原資を賃上げに振り向ける方針を示したことは、この仕組みの転換点を象徴する動きといえます。...
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テレワークと社会保険 ― 手当・報酬・負担はどう変わるのか

テレワークの普及は、税制だけでなく社会保険の仕組みにも影響を与えています。給与の構成が変わり、通勤手当や在宅勤務手当といった新しい支給形態が増える中で、これらが社会保険料の計算にどのように影響するのかは重要な論点となっています。社会保険は、...
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子の看護休暇制度 ― 日本はなぜ広がらないのか

共働き世帯が一般的になった日本社会において、子どもの急病への対応は多くの家庭にとって避けて通れない課題となっています。発熱や感染症などで子どもが保育園や学校を休まなければならない場合、親が看病のために仕事を休む必要があります。このような状況...
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子どもの急病と働く親 ― 病児保育と看護休暇の課題

共働き世帯の増加に伴い、子どもの急病への対応は多くの家庭にとって大きな課題となっています。保育園や学校に通う子どもは、感染症や発熱など突然の体調不良に見舞われることが少なくありません。その際、親が仕事を休むことが難しい場合に利用されるのが「...