FP

FP

給付付き税額控除とクロヨンの壁― 公平な再分配を阻む日本型制度の限界 ―

衆院選を前に、与野党がそろって掲げている政策の一つが「給付付き税額控除」です。所得税を減らすだけでなく、税額控除しきれない部分は現金で給付する仕組みであり、手取りを直接増やす政策として注目を集めています。一見すると合理的で公平な制度に見えま...
FP

仮想通貨ETFが日本で解禁される意味を整理する――28年解禁見通しと資産運用・税務への影響

日本で暗号資産(仮想通貨)を投資対象とする上場投資信託(ETF)が、2028年にも解禁される見通しとなりました。これまで日本の個人投資家にとって仮想通貨投資は、交換業者への口座開設やウォレット管理など、心理的・実務的なハードルが高い分野でし...
FP

残クレ・通常ローン・リバースモーゲージの違い――年金世代が選ぶべき住宅ローンはどれか

住宅ローンは「若い人が組むもの」というイメージがありますが、実際には50代以降でも住宅取得や住み替え、借り換えの検討は少なくありません。近年は、従来型の住宅ローンに加え、「残価設定型住宅ローン(残クレ)」や「リバースモーゲージ」といった選択...
FP

年金世代・50代から見た「残クレ」住宅ローンの危うさ――返済が終わらない住宅ローンという選択

2026年に登場予定の「残価設定型住宅ローン(残クレ)」は、毎月返済額を抑えられる新しい選択肢として注目されています。しかし、この仕組みは本当に50代や年金世代にとって適した住宅ローンなのでしょうか。結論から言えば、年齢が上がるほど、残クレ...
FP

「残クレ」住宅ローンは本当に家計を救うのか――返済額の軽さと引き換えに背負う“長い利息”

住宅価格の高騰が続く中、住宅ローンの組み方そのものが見直され始めています。2026年3月にも、公的な保険を活用した「残価設定型住宅ローン」、いわゆる「残クレ」が登場する見込みです。毎月返済額を抑えられる仕組みとして注目されていますが、その一...
FP

住宅ローンの誤算──ペアローンが離婚後に重くのしかかる理由

住宅価格の上昇が続く中、共働き世帯を中心にペアローンや収入合算を利用して住宅を購入するケースが増えています。2人の収入を合わせれば希望の物件が買える。一見すると合理的な選択に見えますが、そこには将来を縛る大きなリスクが潜んでいます。とくに離...
FP

金投資は「当たるか」ではなく「備えとして持つ」時代へ――インフレ・円安下で考える金の位置づけ

ここ数年、金(ゴールド)の価格上昇が続いています。2024年以降は円安の進行も重なり、日本円ベースでは過去に例を見ない水準に達しました。こうした状況を受け、「金に投資すべきか」「もう高すぎるのではないか」と迷う人も少なくありません。一方で、...
FP

構造インフレを心配する――選挙と物価のあいだで起きていること

「選挙は経済だよ」という言葉があります。1992年の米大統領選挙で、ビル・クリントン陣営が使ったとされるこのフレーズは、外交で実績を誇っていたジョージ・H・W・ブッシュ政権に対し、有権者の関心を足元の生活と経済に引き戻す強い力を持っていまし...
FP

食品消費税ゼロは誰を救い、誰を苦しめるのか― 外食・中小事業者・消費行動への静かな影響 ―

衆院選を前に、与野党が相次いで打ち出した「食料品の消費税ゼロ」は、一見すると家計に優しい政策に映ります。物価高が続く中で、生活必需品への減税は直感的にも理解しやすく、支持を集めやすい政策です。しかし、制度を少し掘り下げてみると、この減税は必...
FP

減税ポピュリズムと日本財政――消費税減税が争点化する選挙の先にあるもの

今回の衆院選では、与野党のほぼすべてが消費税減税を公約に掲げました。減税は有権者にとって分かりやすく、即効性がある政策として支持を集めやすい一方で、財政の持続可能性との緊張関係を常に伴います。世界的にも「減税ポピュリズム」と呼ばれる現象が広...