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「解散水準」が3社に1社という現実──PBR1倍割れが示す日本企業の課題

日本株は日経平均株価・TOPIXともに歴史的な高値圏で推移しています。一見すると日本企業全体の評価が大きく高まっているようにも見えますが、企業価値の中身に目を向けると、必ずしも楽観できない現実が浮かび上がります。その象徴が、PBR1倍割れ企...
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社債を買い始めた宗教法人・学校法人――インフレ時代に動き出す「眠れる43兆円」

近年、国内の社債市場が拡大を続けています。その背景として注目されているのが、宗教法人や学校法人、財団法人といった非営利団体の動きです。これまで預金中心だった運用方針を見直し、社債を積極的に購入する姿が目立ち始めています。非営利団体が保有する...
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電力争奪戦が招くアルミ危機――AI時代に進む産業構造の静かな転換

アルミニウム価格の上昇が続いています。背景には中国の生産調整や需要回復といった従来型の要因に加え、これまでとは異なる構造的な変化が重なっています。それが「電力争奪戦」です。アルミは製造工程で大量の電力を必要とし、「電気の缶詰」と呼ばれてきま...
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南アフリカ・カナダの株価が最高値圏にある理由資源価格上昇と金融環境の変化が示す投資環境の転換点 

2026年に入り、世界の株式市場では意外な地域が注目を集めています。南アフリカやカナダといった「資源国」の株価指数が相次いで最高値圏に到達しているのです。これまで世界の株式市場をけん引してきたのは、米国のハイテク株や成長株でした。しかし足元...
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日本株アクティブ投信は本当に「オルカン超え」なのか――インデックス全盛時代に起きている静かな変化

少額投資非課税制度(NISA)の普及とともに、個人投資家の資金は海外株式投信、とりわけ全世界株式や米国株のインデックス型投信に集中してきました。なかでも「オルカン」と呼ばれる全世界株式インデックス投信は、長期・分散・低コストの象徴として定着...
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三菱重工業はなぜ評価されたのか──資産効率改革が生んだ成長モデル

近年、日本の重厚長大企業の中で、株式市場から突出した評価を受けている企業があります。三菱重工業です。時価総額は14兆円を超え、5年前と比べると約13倍という急成長を遂げました。防衛需要やエネルギー関連需要の拡大といった外部環境の追い風は確か...
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S&P500連動投信が10兆円に到達した意味― 新NISA・物価高時代の資産形成をどう考えるか ―

2026年1月、米国の代表的株価指数であるS&P500に連動する投資信託の運用残高が、ついに10兆円を超えました。一つの公募投資信託としては初めての規模であり、日本の個人投資の歴史において一つの節目といえます。背景には、2024年から始まっ...
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為替と海外資産投資 円安はなぜ続くのか ― 金利差と財政不安という二つの視点

ここ数年、「円安」という言葉を目にしない日はほとんどありません。2021年初めには1ドル=100円前後だった為替レートが、2024年には一時160円台に達し、2026年初頭の現在も150円台後半で推移しています。わずか数年で、円の価値は大き...
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ドル・ユーロ・ポンドに資金はどう分散しているのか――為替市場が映す「信認」の行方

為替市場では長らく「ドル一強」の構図が続いてきました。しかし近年、その前提が静かに揺らぎつつあります。地政学リスクの高まり、各国の財政運営や金融政策の違いを背景に、資金はより分散的に動くようになりました。2026年初頭に見られた英ポンド高は...
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英ポンドが17年半ぶり高値をつけた背景をどう読むか――円安だけでは説明できない国際マネーの動き

2026年年初の為替市場で、英ポンドが対円で大きく値を伸ばしました。一時は1ポンド=212円台前半まで上昇し、これは2008年8月以来、およそ17年半ぶりの水準です。円安が続いているとはいえ、今回の動きは「円が弱いから」という一言では片付け...