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保険料軽減は持続するのか――協会けんぽ料率引下げが示す制度の限界

2026年度から、全国健康保険協会(いわゆる協会けんぽ)の平均保険料率が9.9%へ引き下げられることが決まりました。料率引下げは34年ぶりであり、現役世代や中小企業にとっては歓迎すべきニュースです。しかし、この引下げは恒久的な制度改善という...
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金融所得も医療保険料に反映へ 後期高齢者医療制度の見直しが意味するもの

高齢者医療制度を巡り、静かですが大きな制度転換が進もうとしています。政府は、後期高齢者医療制度などの保険料算定において、これまで十分に反映されてこなかった金融所得を勘案する仕組みの構築を検討しています。対象は主に、確定申告をしていない上場株...
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極めて高い所得への課税見直しとは何が変わるのか――令和8年度税制改正で対象は「6億円程度」へ拡大

令和8年度税制改正大綱では、「極めて高い水準の所得」に対する所得税の特例措置が見直されることとなりました。この制度は、いわゆる超富裕層に対する最低限の所得税負担を確保する仕組みとして、令和5年度税制改正で導入され、令和7年分の所得から適用さ...
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仮想通貨の税金が変わる?2028年から20%分離課税へ向かう意味

暗号資産、いわゆる仮想通貨の税制が大きく変わろうとしています。政府・与党は、仮想通貨取引で得た利益に対する課税方式を見直し、株式や投資信託と同じ一律20%の分離課税とする方針を示しました。適用は2028年1月からとされています。これまで仮想...
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介護の2割負担拡大はなぜ決まらないのか――結論先送りが示す制度改革の限界

介護保険制度をめぐる最大の論点の一つである「2割負担の対象拡大」が、再び結論先送りとなりました。能力に応じた負担を求める声がある一方で、高齢者の生活への影響や医療分野での負担増との重複が懸念され、議論は迷走を続けています。今回の判断は、単な...
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金利2%時代が現実に 長期金利上昇が示す日本経済の転換点

2025年12月、国内の長期金利がついに2%を超えました。新発10年物国債の利回りは一時2.1%まで上昇し、約27年ぶりの高水準となっています。同時に円安も進行し、為替・債券・株式市場がそれぞれ異なる反応を見せています。今回の動きは一過性の...
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住宅購入で後悔しないために 「問題不動産」にしない・させない視点

住宅は、多くの人にとって人生で最も高額な買い物の一つです。住まいとしての快適さだけでなく、将来売却したり、子どもに引き継いだりできるかどうかまで含めて考える必要があります。ところが現実には、「貸せない」「売れない」「どうにも動かせない」不動...
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【住まい】60代で直面する「親の家」問題。実家じまいという現実的な選択

親が90代まで長生きすることが珍しくなくなった今、相続を迎える子ども世代はすでに60代というケースが増えています。多くの人はすでに自分の住まいを持ち、子どもも独立し、老後を意識し始める年代です。そんな中で突然、築年数の古い実家を相続する――...
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知っておきたい高齢者施設の基礎知識― 老後の安心は「住まいの選択」から始まります ―

老後のお金について不安を感じている方は多い一方で、「介護が必要になったとき、どこで、どのように暮らすのか」まで具体的に考えている方は決して多くありません。自立している今の生活を前提に老後設計をしていても、体調の変化や介護の必要性は突然訪れま...
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【住まい】高経年マンション3つのリスクと、資産価値を守るために今できること

マンションの高経年化が、現実の問題として私たちの住まいに迫っています。国土交通省の調査によれば、築40年以上のマンションは2023年末時点で約137万戸あり、10年後には約274万戸、20年後には約464万戸へと急増する見込みです。1980...