kikumoto_admin

税理士

外国子会社合算税制の適用判定の実務 ― 制度の判断フローを整理する

外国子会社合算税制(いわゆるタックスヘイブン対策税制)は、日本企業の国際税務において最も重要な制度の一つです。海外子会社を保有する企業にとって、この制度の適用有無は税負担に大きな影響を与える可能性があります。しかし実務の現場では、「どの外国...
税理士

キャプティブ保険と税務リスク ― 外国子会社合算税制との関係

企業が自らのリスクを管理する手段として「キャプティブ保険」を活用する事例は、国際的には広く知られています。大企業を中心に、保険コストの最適化やリスク管理の高度化を目的として設立されることが多く、日本企業でも一定の利用が見られます。もっとも、...
税理士

外国子会社合算税制と非関連者基準 ― 公表裁決から読み解くキャプティブ保険の論点

近年、国税不服審判所が公表する裁決は、実務において重要な示唆を与えるものが少なくありません。とりわけ国際税務に関する裁決は、制度の適用範囲や判断基準を理解するうえで貴重な資料となります。令和7年6月5日付で公表された裁決では、外国子会社合算...
税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第11回)税務調査で問題になりやすい必要経費

これまで本シリーズでは、所得税における必要経費の考え方について、家事関連費、減価償却、修繕費と資本的支出、不動産所得の必要経費などの論点を整理してきました。必要経費の判断は税務実務の中でも特に重要な分野ですが、その判断が問題となる場面の一つ...
税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第10回)必要経費の判断基準 ― 税務実務の考え方

本シリーズでは、所得税における必要経費の考え方をテーマとして、家事関連費、取得費との区分、減価償却、修繕費と資本的支出、不動産所得における必要経費など、さまざまな論点を取り上げてきました。必要経費は所得計算の基本となる概念ですが、実務ではそ...
税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第9回)帳簿と証拠資料 ― 必要経費を裏付ける記録

所得税の計算では、収入から必要経費を差し引いて所得金額を求めます。しかし、必要経費として計上するためには、単に支出があったというだけでは足りません。その支出が業務に関連するものであることを客観的に説明できることが重要になります。そのために必...
税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第8回)取得前費用は必要経費になるのか ― 不動産取得との関係

不動産所得の必要経費を考える際、実務上しばしば問題となるのが「取得前費用」の取扱いです。賃貸物件を取得する場合には、物件の調査や契約手続などのためにさまざまな費用が発生します。しかし、これらの費用がすべて必要経費として認められるわけではあり...
税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第7回)不動産所得の必要経費 ― 「不動産の貸付け」という所得の性格

所得税では、所得をその性質に応じて分類し、それぞれ異なる方法で計算します。その中で、不動産所得は「不動産の貸付けによって生じる所得」と定義されています。この定義は一見単純に見えますが、必要経費の範囲を考えるうえで重要な意味を持っています。事...
税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第6回)旅費交通費 ― 業務との関連性の判断

事業所得や不動産所得の計算では、業務の遂行に伴って発生する交通費や宿泊費などを必要経費として計上することができます。これらは一般に「旅費交通費」と呼ばれます。しかし、すべての交通費や宿泊費が必要経費として認められるわけではありません。所得税...
税理士

所得税基礎講座 必要経費を考える(第5回)修繕費と資本的支出 ― 必要経費との境界

事業所得や不動産所得の必要経費を考える際、実務上しばしば問題となるのが修繕費と資本的支出の区分です。建物や設備の修理・改修に関する支出は日常的に発生しますが、そのすべてが必要経費として処理できるわけではありません。支出の内容によっては、その...