人生100年時代を迎えて①

FP

<記載日:2025年3月26日>

「人生100年時代」あなたは大丈夫?①でご連絡のとおり、先日、日本FP協会承認SGで講師を務めて参りました。

https://note.com/embed/notes/n7d72e3143117

テーマは「ファイナンシャル・プランの見直し~人生100年時代を迎えて~」です!
つきましては、お約束通り、資料をご連携するとともに、話させていただいた内容を全6回に分けて、書かせていただきます。
(全然、1,000フォロワー突破記念でもなんでもないやん…。)
(注1)以前、「人生100年時代」あなたは大丈夫?①~③で書かせていただいた内容と重複している部分があります。
(注2)本講座は、CFP®の継続教育単位取得(職業倫理)対象でありましたが、職業倫理の内容等を割愛させていただき、さらにnote 記事用に一部修正しております。
(講義の内容を基本としていますので、いつもより堅い書き方になっています。)
(注3)よってもって、この記事を見たからといって、CFP®の継続教育単位を取得することは出来ませんので、悪しからず。

全体の資料は、こちらになります。

ファイナンシャル・プランの定期的見直し(資料).pdf

また、全体の資料は13ページにもおよびますので、説明箇所のページを1ページずつ添付し、説明させていただきます。
それでは、まず最初に、スライドの1枚目です!

ファイナンシャル・プランの定期的見直し(表紙).pdf

こちらは、次第となっております。
今回、金融庁や日本FP協会の資料をもとに「現状確認」、「見直しの必要性」、そして、「見直しの視点」を確認していきます。

・現状確認:金融庁「高齢社会における金融サービスのあり方」抜粋

高齢社会における金融サービスのあり方の検討(中間的なとりまとめ)www.fsa.go.jp

・見直しの必要性:金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管
理」抜粋

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf

・見直しの視点:日本FP協会HP「人生 100年時代のライフプランニングの考え方」抜粋等

https://www.jafp.or.jp/personal_finance/senior/retire/files/rm_thinklifeplan.pdf


これらの資料の内容をもとに進めていきますが、それぞれ結構な分量がありますので、今回のレジュメに一部抜粋して、説明させていただきます。
あくまで、一部を抜粋しているだけですので、後ほど全体をご確認いただければと思います。

2枚目のスライドをご覧ください。

ファイナンシャル・プランの定期的見直し(P2).pdf

こちらは、金融庁のHPに載っていました「高齢社会における金融サービスのあり方」(中間的なとりまとめ)からの抜粋となります。
この資料をもとに、現状を確認してみましょう。

まず、上の図が「従来想定されていたライフスタイル」、下の図が多様化したライフスタイル、つまり、「人生100年時代」のライフスタイルです。
比べてみてください。
下の図は、右に長く伸びてますね…「100歳」まで。
そして、少なくとも、従来は標準的なライフスタイルというものがあったような気がしますが、下の図は、パターンが複雑化してます。
何が標準か分からない感じです。
これを多様性の時代というんでしょうね…。

具体的に、どう多様化していっているのか、3枚目のスライドをご覧ください。

ファイナンシャル・プランの定期的見直し(P3).pdf

従来は、結婚して、夫婦と子供と一緒に暮らして、マイホームを持って…みたいなライフスタイルを描く人が標準的だったような気がしますが、今は、結婚しない人が増え、結果、子供も少なくなり、はたまた家を持つ人も少なくなり…かつての標準的なライフスタイルは、必ずしも標準的とは言えなくなってき
ました。

続いて、4枚目のスライドをご覧ください。

ファイナンシャル・プランの定期的見直し(P4).pdf

従来は、正規雇用で就職して、定年まで働いて、60歳で退職して、年金と退職金を取り崩しながら生活するというのが標準的なライフスタイルだったと思うのですが、6枚目の資料を見ると…非正規雇用の方の比率が上昇しています。
また、後ほど触れますが、60歳代の方の働く比率も高くなってきています。
スライドにありますとおり、退職金の額も減少してますから仕方ないですよね…。
かくいう私が勤める会社も65歳定年に変わるときに、60歳時に受け取れる退職金を65歳時に受け取れることに変えたので、仮に私が60歳で会社を辞めたとすると、従来60歳時に受け取れるはずだった退職金はもらえないですね。
本当、ひどい話ですよね。

そして、公的年金の受取りも、どうなるんでしょうね…。
今後、年金支給開始年齢は70歳、75歳に引き上げられるんでしょうね。
確かに、従来より多様化してます。
なので、従来の標準的なライフスタイルでライフプランを組んでいても、そのままでは通用しないということですね。
やっぱり、定期的な見直しが必要だと思われます。
切りが良いところで、今回はここまでにします。
次回以降も、引き続き、よろしくお願いいたします。

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